表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第三章 レムリア行方不明編
342/371

行方不明 ー8ー

「咲哉って、本当にそのままの姿なのね。変身出来るから、その方がみんなに分かりやすいかも」



 いや……勝手にレムリアが決めてしまっただけで、別人になりかった。こっちの変身はタイツを着るだけの戦闘員で、瞬時の着替えもレムリアの魔法がないと駄目だし。



 早速、俺と九庭さんは酒酒区へ。電車内イベントが何度も続くわけがなく、今は酒酒区駅内。NPCの駅員、改札口、売店や自販機がある。区に入る事だけ考えてたけど、意外とこういった場所に限定品が置いてたりする。一度来れば瞬間移動が可能で、酒酒区内に入った状態になるだろうから。



「いやいや……百万人目って事で自身の姿に設定されただけですよ。そんな事より、ここに秘密の入口とかあったりします? 店長が言ってたように、金を払ったりする相手とか?」



 改札口に駅員が立っている。駅員のバイトしてるなら、金を渡すのもありえそうだけど、同じ言葉を繰り返すNPCのようだ。ここで暗号を言えば、言葉が変わるって事か?



「一度入れば、次から移動短縮出来るわよ。あぁ……そういう事ね。雪月ちゃんとかに教えるわけか」



 まぁ……今日だけでレムリアが見つかるとは思ってないし、会長も勝手に絡んできそうだ。会長だからって、二十歳未満禁止とかで拒否するとかもないだろう。不法侵入や万引き、悪の組織なみにやってきたわけだし。



「ここだと……あれね! と、その前に自販機で」



 九庭さんが指差したのは猿の置物。駅内にあるのに違和感満載で、フェンス近くにある。それと九庭さんが自販機で買ったのはワンカップの日本酒。酒酒区に入るのは二十歳未満禁止なのに、駅内の自販機で酒を売るなんて本末転倒な気がするけど。



「何や? ここを通りたいんかい」



 猿の置物に近付くと、猿が話し出した。後ろのフェンスが破れ、大きな穴が見え隠れてしてる。



「酒酒区は悪の組織が抜け道を提供して、資金を手にしてるわけ。ヒーローと悪の組織の比率によるわね。低い方がやってるのよ」



 猿の置物は悪の組織が用意した魔物。声は使役してるプレイヤー。プレイヤーによって置物が違うのと、他にも色々ある。



「抜けたいんやったら、百万用意しろや」



 猿の置物が右手を出して、ニギニギしてる。何か厭らしい手つきだ。区に入るだけで百万払うなんて馬鹿らしいぞ。



 九庭さんは猿の手にワンカップの酒を置くと、一気に飲んでしまった。毒でも盛れば、この猿をどうにか出来る。日本酒の代金で通れる……わけがなかった。



「ヒクッ……気分もええし、十万で勘弁したるわ」



 日本酒を渡すのも暗号の一つだったのか、格段に値段が下がったけど、それでも十万は払わないと駄目らしい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ