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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第三章 レムリア行方不明編
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行方不明 ー4ー



「というわけなんですよ」



 俺は一度ヒーロー作戦を止めて、バイト先の『メタモルフォーゼ』に向かった。レムリアを知ってる会長や才波の方へ、先に連絡するべきかもしれないけど、ここは『ゲス大佐』の店長や九庭さんからの情報が役に立ちそうだから。店長はランキングにも入る人物で、二人は二十歳を越えてる。



「仕事中なんだけど……作戦本部は調べたわけ? フレンドに聞いてみたりはどうなの?」



 午後七時半。コスプレ喫茶メインだけど、ディナーメニューやお酒もあって、店内は盛り上がりを見せている。九庭さんは客として来るんじゃなくて、手伝えと目で訴えてる。申し訳ないけど、それは無視させてもらおう。



「作戦本部は無理じゃないですか?。二十歳未満禁止にされてるのに、攻略法見せたら駄目だと思いますよ。フレンドは……人の事は言えないですよね」



 作戦本部はヒーロー作戦の攻略、情報雑誌。ランキングや区の紹介、ヒーローや怪人の特集等がある。レムリアやカナリアが載った事もある。まぁ、酒酒区の情報がないわけじゃない。酒造や居酒屋メインの区。意外にヒーローが九割、悪の組織が一割とヒーローの区でもある。



 フレンドは……レムリアや俺自身が戦闘員って事もあって、極力作らないようにしてる。九庭さんは謎に包まれてる。店長ですらフレンドじゃなく、アバター名も教えてくれない。



「失礼ね。結構フレンドはいるのよ。お客様達に声を掛けたら駄目よ。今日はヒーロー作戦じゃないから」



 『メタモルフォーゼ』は客同士で気軽に話し合うの可。共通の趣味があるので意気投合しやすいのもある。それと予約で、一つのアニメ祭りをする時もあり、例として、前回はサイアーク戦で集まったりしてる。



 今回はセーラー服を改造したコスプレ。数年前に流行ったセーラー剣士のアニメ。九庭さん、店員達もそれに合わせたコスプレをしている。ここで別の話題はしない方が良いってわけだ。



「ほら! ご飯はまだなんだろ? 」



 賄いの渡してくれたのは店長。今いる客達の料理を全部作り終えたみたいだ。店長も隠れて、賄いを食べるみたいだ。俺がいるのは裏口から入って、厨房付近。客には見えない場所だ。



「酒酒区か。今はキャンペーンで、ヒーロー作戦から頼めば安くなるんだよ。今週の日曜までだから、明後日には行けるか。咲哉君はどうして酒酒区に行くつもりなんだい? 」



 今日は水曜。メタモルフォーゼは土日前の金曜が休みになっている。店長が長くヒーロー作戦を出来るのは休日ぐらい。



「えっと……知り合いが酒酒区で姿を眩まして。会長やシャイ婆じゃないですよ」



 レムリアの事は店長にまだ伝えてない。何故か言えてないんだよな。レムリアの許可も必要だし、借金に巻き込むかもしれない。



「ああ……消失イベントに選ばれたのかな? 限定区によくある事なんだよ」



 限定区とは酒酒区の二十歳未満お断りの他、男限定、女限定区もある。老人区もあったりするけど、殆どが小規模区。酒酒区はその中で大きな区である。

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