兵器を作成しよう ー3ー
†
「バイト先でお前のコスプレ服があったんだけど、俺がやってない間に普及活動とかしてるわけ?」
俺はバイトが終わり、ヒーロー作戦にログインするとレムリアはお笑い番組を見ながらビール片手にポテチを食べてる。俺の部屋に似てるからTVは置かれてるし、借金してるはずなのに何処からビールとかを手にしたんだろう。
「えっ? してるしてる。私ぐらいのアイドルなるとコスプレ服なんか用意されて当然じゃない」
レムリアの姿はミニキャラでは出てたけど、今の状態で表紙になったのは昨日。プレイヤーは事前に知ってたかもしれないけど早すぎだろ。
しかも、今の姿でアイドルと言われても休日のサラリーマンかと突っ込んでしまう。
「それよりも無料ガチャを引けば? しょっぱい物を食べた後は甘い物が欲しいのよね」
無料ガチャで甘い物を引けと? 昨日はスルメだったから、体力回復の食べ物は入ってるはずだけど。
本当にレムリアは人間臭い。俺の質問にすぐ返事するし、もしかしたらプレイヤー? それも波新さんかもとか思ったけど、店長と二人で閉店作業をしてる時間。昨日もその時間はシフトに入ってるのを確認してる。
「今日は……メモ帳とペン? 何に使用するんだ」
メモ帳にペンが挟まった形で道具として出てきた。用途は『文字や言葉などをメモ出来る』とそのままだ。
「食べ物じゃなかったの? 使えないわね。外に出た時につまみを買ってきて」
レムリアはメモ帳の一枚を千切って渡してきた。柿ピーとケロルチョコ。チョコの種類も決めてる。借金で何も買えないんだって!
「今回は昨日みたいにガラガラの中に入らなくてもいいのか? 会長、黒月みたいに指定してもらえると」
昨日はガラガラに入って、別のプレイヤーの手伝いをするのをやったけど、売られたり、合成されたりと散々だった。会長の時は普通にプレイ出来ただけまし。まぁ、そのせいで借金するはめになったんだけど。
そういえば、会長の番号を消してなかった。まぁ、こっちから連絡する事は未だないだろうし、会長から連絡してくる事なんて
「スマホが鳴ってるわ。現実じゃなくて、こっちのね」
この世界でも間違い、迷惑電話とかあるのか? 悪の組織がいるんだから詐欺? けど、その番号は見覚えがある物で。
「会長!」
消すとか言いながら、会長は番号を消してなかった。まぁ、俺も同罪なんだけど。




