表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第一章 東雲編
25/371

兵器を作成しよう ー2ー

「呼んだ? って、咲哉は注文があるんだから手を動かす! 店長は男性の変身が入ったから、そっちをお願い」



 波新さんは呼ばれた事で、俺と店長が手を止めてる事に気付いてしまった。視野が広いので店長よりも場を仕切る事が多いんだ。



「手伝うのなら女性コスプレ」



「……何か言いました!」



「喜んで〜!」



 コスプレ依頼がカップルだったみたいで、店長は彼女の着替えを手伝いたいと言おうとしたけど、お盆で頭を叩かれた。



「いちいちふざけてくるのが面倒なのよ。……咲哉もヒーロー作戦を手に入れたんだってね」



 手を動かせとか言いながら、俺に話し掛けてくる。波新さんも俺が応募してるのを知ってたし、店長が教えたかもしれない。



「あっ……はい。けど、二人に所属とか色々教える事が出来ないんで」



「そうなの? 三人が揃ったから、教えてあげてもいいかなと思ったんだけど」



「えっ! そ、それなら」



「冗談。私も教えてあげない。さっきのは良い反応だったわ。イラッとしないでね」



 波新さんは俺の反応を見て、少し笑った。クール系な姿をしてるけど、お茶目なところもある。いつもなら年上だけど可愛いなと思うはずなんだけど、波新さんの言葉通り、若干イラッとしてしまった。



「ほら、手が止まってる。動かす動かす」



 話を振ってきたのに理不尽だ。そうか! 口調は少し違うけど、波新さんの声がレムリアのに似てる気がするんだ。それでも、レムリアの声を波新さんがしてるわけがないんだけど。



「こっちは終わったぞ。二人は波新と一緒に写真を取りたいらしいから」



「はいはい……その料理を持っていったら、チェキしてします」



 コスプレ喫茶はその場で写真を取ってもらうのもいいし、店員と取るのもお金を払えば可能。波新さんは一番人気だ。



「って!……あれ」



 俺は女性側のコスプレ姿に驚いた。赤と青の混じった髪にその色のカラコン。黒と白の魔法少女の服装。レムリアのコスプレがすでに用意されてた事に驚きだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ