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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第二章 必殺必中編
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下水道の地下迷宮 ー7ー

『咲哉が移動すれば、マップは作られていくから。迷子にはならずに済むわ』



 俺が一歩進むと、真っ黒の地図に白のマスが一つ埋まる。ダンジョンで地図を作れるのはありがたいぞ。



「なるほど。流石レムリアってところね」



 その地図は俺だけじゃなく、シャイ婆も見る事が出来る。それでも、地図を描けるのは俺の移動分だけみたいだ。



「また曲が……」



 今回もヒーローや怪人の影が番人のように立ち塞がる。しかも、変身後の姿でだ。それでも、すぐに襲い掛かってくるわけじゃなく、一定の距離まで近付くと。地下一階で変身を始めた距離だな。



「真面目に相手をするのは馬鹿らしいわ」



 シャイ婆は地下一階と同じ行動。変身後も一撃で倒すのは攻撃の威力が高い証拠だろう。



「これだと地下一階と同じだから、敵に注意する事はなさそうだな」



「そうかもしれないわね。以前、私は地下二階に行くのは止めたから」



 という事はシャイ婆も地下二階は初めて。この調子なら、難なく地下三階には行けそうだな。



 今度は怪人の影。T字路の形で片方だけにいる。両方にいれば問題だったけど、今回も楽に倒せそう。



『ちょっと! 動かない怪人よりも、後ろの魔獣でしょ。見えてないの!』



「はぁ? ……マジか!」



 俺だけじゃなく、シャイ婆も確認したけど、魔獣の姿はなかった。それに地下迷宮はプレイヤー達の影が敵として出るとしか聞いてない。



 なのに、レムリアの言う通り、影の魔獣が動き出している。シャイ婆は影の怪人に攻撃したから、反応が遅れる。俺ならすぐに復活出来るけど、シャイ婆は違う。初期アバじゃなければ、修理に一週間掛かってしまう。



「ここは俺が盾になるから」



 格好良く、両手を広げて、シャイ婆の盾になるつもりだったのに、魔獣は直前に霧散した。



「僕以外で地下迷宮に入るプレイヤーがいるなんてね」



 魔獣がいた後方から、誰かが歩いてきた。魔獣を倒したのは彼なんだろう。



「あっ……君達と敵対するつもりはないよ。地下迷宮でプレイヤー同士が戦うのも馬鹿らしいからね」



 こちらに来る事によって、姿が確認出来た。赤い瞳に虫型、カブトムシを彷彿させるようなフルメタルボディ。



「ライダーだ……」



 そこにいたのはヒーロー作戦、正義のヒーロー側実力、人気共にランキング不動の一位『東郷剛』。運営から『ライダー』というヒーローの中で栄誉ある称号を貰った唯一の人物だ。

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