表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第二章 必殺必中編
198/371

下水道の地下迷宮 ー4ー



「本当にクズなの? そんな装備で大丈夫なわけないでしょ」



 俺は地下迷宮に踏み込む前に、シャイ婆から罵声を受けた。



 ここは王様区。移動短縮出来たのは、カナリアのイベントに参加した恩恵で、使えるお金が無かったから本当に良かった。王様区の下水道から行くのも、会長が最後にいた場所だからだ。



「仕方ないだろ。レムリアがナビに付く代わりに、戦闘員にしかなれないんだから。レベルが上がってもHPとか攻撃なんか上がらないんだぞ」



 俺はシンプルの黒タイツを選んだ。武器はその辺に落ちてた鉄棒をチョイス。これぐらいなら戦闘員が持っていても違和感はないだろ。



 シャイ婆は黒のキャットスーツ。お婆さんの姿が残念だけど、俺と勝負した時と何かが違っていた。



「つまり、役立たずなわけね。ついて来る必要ないでしょ。むしろ、足手まとい」



 本当にゲームをすると人が変わるな。強さに関しては反論出来ないけどさ。



「俺にはレムリアのナビがあるし、戦闘員だからこそ、何か出来る事もあるかもしれないぞ」



 地下迷宮は悪の秘密基地とかじゃないから、ヒーローの基地に侵入するぐらいに意味はないんだろうけど。



「はぁ……ナビだけは期待させてもらうわ」



『別にシャイ婆に直接話し掛けてもいいんだけどね』



(それをすると、本当にいらない子になっちゃうから)



 俺とレムリアはヒーロー作戦内ではスマホを使わずに連絡を取り合う事が出来るわけなんだけど、シャイ婆に連絡が出来ないわけでもない。



「それにしても……ゲス大佐は黒崎先輩が危険なのに助けに行かないなんて、本当にゲスよね」



 店長には会長の状態について伝えてある。俺はバイトに戻らず、会長を助けに行けと言われた。他には地下迷宮で、その体験が出来るのは地下四階以降という情報。けど、店長は一緒に行く事はない。



 まぁ、店長には仕事があるわけで、従業員もいる。この前勝手に休んでしまった事もあるかもしれない。



「仕事があるんだからさ。終わったら、店長も地下迷宮に来るだろ。レムリアの事もあまり知られるわけにはいかないし」



 仕事終わりに合わせて行動するのも良かったけど、ゲス大佐レベルになると単機の方が動きやすそうだし。



「そう……ゲス大佐はレムリアの事を知らないわけね。私と黒崎先輩だけの秘密……」



『シャイ婆と黒雪の秘密じゃなくて、咲哉の秘密だと思うんだけど』



 そこはシャイ婆にツッコミを入れるのは止めておこう。



「無駄話はここまでにして、行くわよ」



 シャイ婆を先頭に、俺達はマンホールを開けて、地下迷宮の中に入った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ