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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第二章 必殺必中編
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VSシャイ婆戦 ー8ー

「あかん! これは駄目なやつだ」



 音が聴こえて、すぐにしゃがんだはずなんだけど、途中で頭の上を通り過ぎて、前にいたサラリーマンNPCが倒れた。倒れた勢いでカツラが落ち、それを拾うと俺のアイテムに追加されたわけなんだけど。



「店長が簡単そうに言ったけど、全然だぞ。連続で撃たれないのが救いだわ」



 遠く離れた相手を集中して狙うのもスタミナが必要となる。人混みの中を狙うとなれば尚更だろう。そのために連射は難しいわけだ。



『戦闘員が何度も攻撃を避けるのもどうかと思うから』



 それを言ったら終わりだぞ。店長も俺が戦闘員だと知らずに教えたわけだし。



『まぁ……少しは時間稼ぎが出来るんじゃない。エリア移動も簡単そうだし』



 禿げたサラリーマンが倒れた事で、周囲のNPC達は蜘蛛の子を散らすように逃げていく。俺はしゃがんだ事で、ワンテンポ遅れてしまった。



 そのせいで、俺を守る盾は無し。狙う放題のはずが何も起きない。振り向いてみると、シャイ婆さんは呆然としてるように見える。



『変身してもないのに避けたからじゃないの? 』



 俺としては戦闘員のタイツを着たからって、能力は変わらないから。けど、変身前に避けたのは相手からしたら動揺するかも。




「それなら、今のうちに」



 俺は一直線にエリア移動出来る位置まで進む事を選択。路地に入るのは一番危険。ロックされてるなら場所は把握されるし、狭い場所での跳弾を避けるのなんて本当に無理。



「よし! エリア移動完了。人は……逃げ出さないんだな」



 隣のエリア移動。隣で起きた事は反映されないのか、NPC達は何事もなかったように歩いている。シャイ婆が来ると状況は変わるかもしれないけど。



『シャイ婆がこのエリアに来る前に、別エリアに移動出来れば楽になるわね』



 ここからは三つのエリアに移動可能。シャイ婆がいる場所を含めると四つ。2Dで確認出来るのは自身がいるエリアだけだから。



 けど、能力的にはシャイ婆が上。スタミナが多ければ、走れる時間も増える。走り続けた結果、いずれかは追い付かれる事になる。



「NPCが倒れたのは大きいかもしれないな」



 俺が避けたせいでNPCは倒されたわけなんだけど、これは事件の一つに入るかも。それも狙いの一つではあったんだよな。



 シャイ婆は東雲が無くなった事で無所属になった。正義なのは変わらないようだけど、NPCに危害を加えたわけだ。この場合、北映区のヒーローが来る可能性も。それだけじゃなく、あそこには他プレイヤーがいたわけだから。



「俺はそのままの姿なわけだし、対決してるとは思わないだろうし」



 他人を使って勝負を制する。卑怯だと言われても勝てばいい。最初はヒーローになりたかったんだけど、悪に染まってきた感じ。いや、生意気な後輩に灸を据えるのが目的だから、悪ではないのかな?

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