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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第二章 必殺必中編
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VSシャイ婆戦 ー4ー



「お帰り。少し前から電話が鳴り続けて五月蝿いんだけど」



「連絡? 会長からなら出ればいいだろ? 前は俺の代わりに出た事もあるくせに」



 バイト終わりで、ログインするとレムリアが面倒そうに電話を指差した。偽物探しを諦めたのか、『作戦本部』の今週号を読んでいる。



 ゲームの住人が読むとか。情報収集方法が『作戦本部』だとすれば、ナビとしてはどうかと思うけど。



「黒雪じゃないから。イベント中に私が出るのもなんだし?」



 タイミングよく、スマホが鳴った。鳴り続けるのなら、一度は出ておかないと。



『田中君』



 連絡してきたのは会長。やっぱり、会長じゃないか。シャイ婆の説得の件だろ。明日でも問題なかったんだけど。



『あれなんだけど、仲間になる条件は貴方がシャイ婆に勝つ事だって』



「はっ? 何でそんな事に。俺が戦闘員なのは知ってるよね。普通にやって勝てる相手じゃないんだけど」



『色々とあったのよ。そこだけは譲らないみたいで。シャイ婆には田中君の連絡先を教えておいたから』



「ああ……レムリアが言ってた電話が鳴り続けてたのはシャイ……何を勝手に教えてるんだよ!」



 俺にプライバシーの権利はないんですかね?



「だって、連絡がつかないのは都合が悪いでしょ? 今回も行けなかったわけだし。ドタキャンする可能性もあるでしょ」



 ドタキャンって、あっちが勝手に決めただけだから。



『じゃあ、切るわね。ちなみにシャイ婆はかなり怒ってたから』



「来れなかったのバイトだからって……切ってるし」



 今日だけじゃなく、昨日も行けなかった理由を話しておこうよ。っと、また電話が……



『本当にクズね』



 今度はグズじゃなくて、クズですか。普通なら間違い電話ですぐに切るぞ。でも、良い声してる気がする。



『何? 黒崎先輩との仲を見せびらかしたかったわけ。そのせいで、黒崎先輩が罠に嵌まったじゃない。撃ち殺すところだったじゃない!』



 待ち合わせ場所に罠を仕掛けたのはそっちだから。姿を見せずに倒す気満々だったって事だろ。



「どう考えても、お前のせいだろ。正々堂々と戦うつもりもなかったみたいだし」



『五月蝿い! 今度こそ、相手しなさい。今から! 場所と勝負方法は決めさせてあげるから。そうしないと逃げるつもりなんでしょ?』



「逃げるつもりなんかないし! 俺が勝ったら仲間になるんだろ。その時はこき使ってやるからな」



「それなら、私が勝ったら黒崎先輩から離れろ。現実でも、ヒーロー作戦でも!」



「そこは俺じゃなくて、会長に言ってくれ。俺がというよりも、会長の方が」



 店を開く事になったのも会長のせいだし、呼び出すのも会長。お前が喧嘩を売ってるくるのも会長のせいだろ。

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