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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第一章 東雲編
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最初のミッションは一万円稼ぎます ー9ー

「て、的確な意見ね。流石レアキャラだって事は認めてあげる。変身前の姿ね……あまり違いはないんだけど」



 まぁ、女性だから怪物みたいな姿になるのは嫌かもしれない。魔法少女も似たような物だし、普通の老人に戻るだけ……



「この姿でいいわけ? 他に提案があれば聞いてあげてもいいわ」



 俺は黒雪になかなか返事出来なかった。少し違うだけと言ったくせに、女性の姿になってた。それも俺が知ってる人物。黒崎雪月に瓜二つなんだけど。



『私の力が作用してるのかも。人アバターはプレイヤー本人の姿に見えるのよ。咲哉の人アバが投影された形になったのもそのためね。ちなみに不倫写真もリアルだから』



(それはいいから! 会長がヒーロー作戦をしてるなんて。真面目にしてる反動とか、勉強のストレスかな……って、俺ってバレないようにしないと)



 戦闘員が俺だと知られたら、どんな事を言われるか。それに提案を受け入れるって事は、会長が俺の指示に従ってくれるかもしれない。普段ありえない事が出来る可能性がある。



『正義に憧れた咲哉が、変態チックな提案をするとか。それも同級生……最悪ね。現実では通報ものでしょ』



(しまっ! ……妄想するだけは良いだろ。普通の作戦を提案します。それにレムリアも何か考えてください)



 正義に憧れても、今は只の戦闘員。それに年頃の男なんだから妄想ぐらい許してください。



「ちょっと! 何か言いなさいよ。助言はもう出来ないって事?」



 会長は俺の側に来て、下から俺の顔を見上げてきた。その仕草でドキドキもんだ。老紳士の姿だったら気持ち悪かったと思う。



「お、俺達が先に万引きをして、店員を引き付ければいいかと。一緒に行かず、突然戦闘員を出す方がいいです」



『童貞が何緊張して噛んでるのよ。黒雪からしたら、おっさんが覗き込んでる形だと思ってるんだから』



 俺は照れたように頭を触りながら提案したけど、黒雪からしたら老人に照れた姿を見せた形になるわけだ。



「さっきまで強気な発言をしてたのにデレるなんて……戦闘員×老幹部……その案を採用するわ」



 途中で聞いてはいけない言葉が出てきた気がするけど、無かった事にしよう。私じゃなくて、老幹部なんだな……

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