限定鬼ごっこ戦 ー11ー
『そういえば、どういったゲームなわけ? 逃げ切ればいいとか言ってたよね』
俺は限定鬼ごっこのルールをレムリアに説明した。
『フローラを捕まえればいいわけね。居場所が分からないなら、私が確認すれば簡単……これも邪魔するわけ! 東雲が倒れてるのは分かるけど、フローラは見つけらんない』
公平にするため、レムリアがフローラの居場所を発見出来ないようにしてるみたいだ。
「……役立たずなんじゃ」
2Dは一つのエリアだけじゃなく、全体。敵の動きは分かる。まぁ、逃げるには3Dが良いから、その時ぐらいか。
『ちょっと! ……あれ? 追う側同士は戦えるんだ?』
俺がいるエリアでは戦闘はまだ行われてない。戦闘員は探索役、怪人達はゲス大佐がいるエリアに向かってる。逃げる側は攻撃出来ないんだし、役割を分担させたわけだ。
戦闘が行われてるのは会長がいるエリアと、その隣。真ん中はエリア移動直前で足を止めている。
「説明しただろ? それと逃げる側は追う側を攻撃出来ないんだ」
「聞いてたけどさ……追う側が全員倒れたらどうなるわけ?」
考えてもなかった。店長の策で追う側に攻撃出来ない方法があるのなら、全滅する事もある。その時は引き分け? この戦闘で終わらせるなら、それはない? 時間制限は何も言ってなかった?
『咲哉がフローラを捕まえるのはありなんじゃないの? 追う側への攻撃は無理なんでしょ。動けるのは逃げる間だけなんだし』
「あっ! そこは何も説明がなかった。逃げる側が捕まえるのはありかも」
攻撃や捕まえる事に対しての説明は追う側のみ。逃げる側が捕まえる事には何も触れてない。フローラもその盲点を知ってるはず。
そうなると東雲を攻撃したのはやっぱりフローラ? いや、行動順がおかしい。今がフローラの時間なわけで。
「待てよ……という事はだ……俺が一番フローラを捕まえやすいのか?」
フローラは東雲の戦闘員を使ってるわけで、それに変装すれば近付ける。東雲は気付いたと思うけど、フローラは器用さの高さでの侵入と勘違いしてたわけだし。




