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ボツなので連載しない  作者: ゆりま
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なりきりヒロイン大作戦!

小説は大好きですが執筆は初めてです。ですから、炉と自分を重ねることが良くありますw ぎこちない小説ですがよろしくお願いします。

閲覧してくだっさたことに感謝します。

◯ あらすじ



片思いの相手、水原雪斗で妄想することが大好きな笹岡炉ささおか いろりは、彼女のペンパルであるぬこぬこさんからの提案で小説を書こうと志す。しかし、初めての執筆体験に悪戦苦闘。そんなある日、炉はある方法を思いつく。その名も「なりきりヒロイン作戦」炉はヒロインを演じて雪斗に猛アタックし、小説も恋も成功へ導くというのだ。そんな欲張って上手くいくのだろうか!?日々全力疾走、炉の学園ラブコメ!!




◯ 夢の高校生活!



「、、、ん、、ッ、、んあ、、、はぁ、」

「ほら、ちゃんと口開けて?」

「んむッ、、激、、ひッ、」

「ねえ、静かにしないとクラスのみんなに気づかれちゃうよ。」

「だって、雪斗が、はぁ、はぁ、、、」


新学期そうそう授業中なのにも関わらず、机に立てた教科書の僅かな死角に隠れてしている背徳感がたまらなく気持ちいい。そんな快感が罪悪感となり自分を後ろめたくなる。


「、、、ッん、、!」


そんな思いとは関係なく、舌と舌を絡め合わせて次第に溶かされていく。頭は真っ白になってとうとう先生の声は遠のいてしまった。目の前は彼しかない。


雪斗! 雪斗! 私、雪斗のことがー




ー い、、、て、、、い。 いろ、、ん。


誰だよ。私の妄想を邪魔する悪魔は、、。妄想は、再起動するのにエネルギーと時間を要する。設定、キャスト、シーン、諸々、全てを脳内だけで創り上げて紡ぐ物語。そう、それは想像力を培う為の紙とペンを使わない国語の時間なのだ!


ーきて、ねえねえ、起きて!


前方から知らない人の声が、、ここは、どこだっけ。

ようやく、重いまぶたの端を擦って辺りを見回す。ぐるり。

その瞬間、妄想とは比べ物にならないリアルな感覚で電流が全身を駆け抜けたかのようにハッとした。

ここは、教室。

気づいた勢いでガタンと机に両手をつき立ち上がった。一番後ろの席だからって油断してた。どうしよう。どうしよう。

「えと、私は笹岡炉と言います。趣味は読書です。同じ中学の友達だけでなく、初めて出会った友達とも仲良くなりたいと思ってるので、みんな自己紹介が終わったら是非連絡先交換してください。」ぺこり。

良くも、悪くも私の失態なぞ誰も気に留めず拍手で終わった。




ーっていうのが今日の始業式の出来事でした!

でもそのあと私を起こしてくれたイケメン男子と仲良くなったんです。




「寝てたから一応紹介すると俺は、一ノ瀬成海。 席が前と後ろで近いしこれからよろしく。」

なかなかフレンドリーで親しみやすい。寝てたおかげでこんな縁に巡り会えたとは、偶然にもラッキーである。

「知ってると思うけど、私は笹岡炉。炉って呼んでね! さっきは起こしてくれてありがとう。」

すると、不意に彼が机の横のチャックが開いたスクールバックと指差した。

「その小説知ってる。実は呼んだことあるんだー」

それはそれは、少々驚きである。

「成海くんも読んだことあるんだ!この小説は人類と麺類の共存の話ですよねー。まさか、ざるそばのお父さんが月のなかから出てくるとは思ってなかった。」

「あっ、そこまで読んだならもう物語も終盤だよ。最後は感動するからちゃんと読んだ方がいいよ。」









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