龍の精霊
今回もよろしくお願いしますm(_ _"m)
聖の森の中に進んで行く、外は明るいのに中に入った途端薄暗く、時々差し込む木漏れ日が唯一の光である
「おい、こんなに薄気味悪い所なのかよ」
「ビビってんのか?別に幽霊も魔物もでるわけないし」
この世界には魔物と呼ばれるものいる。瘴気にあてら突然変異で魔物になってしまうものいる
それには危険度に合わせ〈ランク〉がつけられている
Dランク・・・中級精霊使い単独で対処可能
Cランク・・・中級精霊使い3人以上で倒せる
Bランク・・・上級精霊使い単独で対処可能
Aランク・・・上級精霊使い3人以上で倒せる
Sランク・・・王級精霊使い単独で対処可能
SSランク・・・王級精霊使い3人以上で倒せる
こんな感じのランクである。稀に特殊変異体と呼ばれるものが現れるらしい。その場合はランクに+がつき、さらに危険度が上がる
「そうねえ、確かに薄気味悪いは~」
そう言いグインとミラはセイに寄る
「こんなのでビビってたら魔物が出たらどうなるんだよ」
そんなたわいもない話をしていたら目的の場所に着いた
「さて、みなさん!着きましたのでこれから言う詠唱を唱えていただきます」
そこで、一人の少年が手を挙げた
「あの~、僕たちまだ精霊と契約していないのに詠唱って意味ない気がするんですけど」
そうだよな、精霊と契約しないで魔法が使えるわけがない
「それについては安心してください、これは魔法であって魔法ではないのですから」
「ど、どういうことですか?」
なんだそれは、魔法であって魔法ではない意味が分からない
「これは、精霊との契約に用いる合言葉のようなものです。契約詠唱といい契約をするための呪文なのです。詳しくはまだ明かされていませんがこの詠唱を唱えることで精霊と契約を結ぶことができるのです」
ふーんそういう意味ね。精霊を喚起させ契約する詠唱というわけだ
「それでは気を取り直して、詠唱を唱えていきます。私の後に続いて言ってください」
「我、汝と契約するものなり契をかわし我と共に行かん。我は魔を貸し与え、汝は力を貸し与えたまえ!」
俺は、その詠唱を唱えていく、そして最後の言葉を終えた途端俺は意識を手放した
「起、、、、よ、、、、起き、、よ、、、起きよ!」
「うーーん」
俺はゆっくりと覚醒していく意識のなか目の前の風景に見覚えがあった
「ここは、夢の、、、」
「久しぶりじゃな、いや朝ぶりかセイよ」
「お前は、、、、トワイライトか?」
「そうだ、私はお前の夢にでたトワイライトだ」
目の前にはすらりと伸びた足、出るとこは出て引っ込むところは引っ込む、そして顔は見たこともないような美顔があった
「なんだ、私の顔になにかついているか?」
「いや、なんでもない。ここは、ユートピアか?」
そうだとばかしにうなづくが大きい胸が上下に動き目のやり場に困る
「何でここに俺を呼んだんだ?」
「契約するためだ」
「けいやくぅ~~」
思わず自分が出した声とは疑いたくなるようなこえが出た
でも契約ってこいつ龍だぞ本当に契約なんてできるのかよ
「できるさ、契約ぐらい私を誰だと思ってる?庭の主トワイライトだぞ」
思考を読まれたのか!?「いや、顔に出てたぞ」顔に出てたか。まあいいそれより
「でも、お前って「トワイライトっだ」わかったよ、トワイライトはその庭の主なんだよな離れて大丈夫なのかよ」
「ああ、それは大丈夫だ、あそこは私がいなくても機能する」
「それより庭は何するところなんだ。」
一番の疑問をぶつけてみることにした。するととんでもない答えが返ってきた
「ああ、龍が生まれ死ぬところだ、言っただろ夢で」
「は?はぁぁぁぁぁ!」
「そんな、じゃあトワイライトはあそこの主ってことだから龍の王っていうことか?」
「龍王トワイライトだ」
「なんだそりゃってことはあの伝説の七体の龍ってことか?」
「いや、あんな小童どもと一緒にするな、そいつらよりもっと上だな」
あの七体の龍より上ってトワイライトすごすぎだろ。でもどうして俺なんかと契約するんだ?
「おい!トワイライトどうして俺なんかと契約するんだ?」
ここでトワイライトは困った顔をする。しかし、決心したようにキリっとした顔で言った
「セイよ、お前は〈ドラグ・レイ〉龍王と契約せしものに選ばれた。この平穏が崩れるという予知が私には見えた。そして、それを止める姿にお前がセイが見えたのだ
その予知に従い私はお前を契約者に選んだのだ」
この平穏が崩れる?そんな馬鹿な。しかし、この龍王が言うんだ多分いや確実に崩れるかもしれない。そんな時、俺は自分の大切なものを守れることができるのか。否、龍王と契約するんだ絶対守り切ることができるであろう。それでだけの力を持っているであろう
「俺は、、、俺は!、、トワイライト、、汝は我と契約を結ぶか?」
「汝の赴くままに」
そう言いトワイライトは片膝をついた。
「やめろよ、トワイライト俺とお前は対等だ片膝をつくのは」
「なら、セイも私のことをトワと呼んでくれないか」
「わかった、トワ」
「よろしくな、セイ」
こうしてセイはドラグ・レイとなった
「セ、、、イ、、、セイ!」
「う~~~ん」
目の前にはミラとグインが心配そうに俺をのぞき込んでいた
「まったく冷や冷やさせんなよなセイ、お前が倒れて焦ったぜ」
「ほんとよこの馬鹿!心配したんだから!」
「わかった、わかった。心配かけたな二人とも」
「おうよ!」 「ほんとにもうっ!」
二人は余程心配したらしく腰を下ろした。俺の腕に虹に輝く龍の紋章が出来てることに気づく
これが契約の証か俺のはトワと契約したから龍なのかでも虹色って派手すぎないか?
『そう?派手か?』
頭の中にトワが語りかけてくる
「うわ!」
「なんか言った?」
「いや、別に、、、」
『バカだな、念話だ念話。頭の中で会話するんだ』
念話は契約したものと話すための手段である
いかなる場所でも契約したものと話すことができる
そして、契約したものの場所も知ることができる
『ふうーこういうことか、慣れるまで難しいな。でなんだ?』
『私と契約していることは、内緒だ。いらない災難は招きたくないだろう?いきなり龍と契約しましたじゃどこかに捕まるかもしれないしな。』
『そうだよな、わかった。じゃあどういう設定で行く?』
『ううーん、こうしよう、人型の上級精霊というのでどうだ?まあまあな力だしもしも時も力が使えるからな』
『そうしよう、これからはトワは上級精霊ということで』
そうして俺たちは今後の身の振りかたを考えているところに悲鳴が響き渡った
「キャアア、ま、魔物よ!」
広場の奥で三体の魔物がこちら近づいており気づいた少女が叫んでいる
「ど、どうしよう、、、セイ」
「バカ!落ち着け、まずは逃げるぞ、いくぞグイン!」
「お、おう!」
そして俺たちは広場から逃げ鬱蒼と生い茂る森の中に身を隠した
『どういうことだ、〈聖の森〉には魔物は出ないはずじゃないのか』
『そのはずよ、あれはブラッドタイガーだな。多分森の外から来たのかもしれないな』
『まったく厄介この上ないな』
そして、引率として来ていた大人たちが二体のブラッドタイガーを倒した。しかし、あと一体はこちらに向かってきている。
そして、こちらに突進をかまそうとしている
「横に飛ぶぞ!」
「えっ!?」 「わかった!」
横に飛んだ瞬間真横に質量をもった物体が木にあたりその木がばらばらに砕け散る
「くそっ!セイ!おまえは魔法使えるか?」
「わかんねえな、ミラは?」
「契約したてで分かるわけないでしょ?」
「ですよねー」
すると、そこにトワから念話が入る
『セイ、お前は使えるぞ何を言っている?』
『それを先に言えよ、でなにが使えるんだ?』
『セイに魔法を送ろう、これが今お前が使える魔法だ』
膨大な量の魔法なる詠唱が頭の中に送り込まれてくる。集中しないと意識が持ってかれそうな勢いである
そして、記憶の奔流が終わり
『で、何を使えばこの状況を覆るんだ?』
『仰せのままに《イエス・マイロード》』
的確な効果を持つ魔法の情報が送り込まれる
周囲に影響を与えずなおかつ対象には絶大なダメージを通す魔法
手をブラッドタイガーに向け
「空間魔法 領域の支配」
ブラッドタイガーは見えない球体に捕らわれる
向けた手を握っていくと同時に球体も萎んでいき、手を握り終えた瞬間ブラッドタイガーは塵も残さず消えていった
「な、、、なによその魔法は、セイ?」
次回
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