現象3 力発現~落下速度低下~
前回までのあらすじ
西行寺登場。筆談、ボッシュート×2→NOW!!
部長落下中・・・
「う・・・ここは・・・」
ものすごい風圧で目が覚めた。どうやら落下中のようだ。
頭がさえない。ボーっとする。
しばらく落ちると、目の前が光に包まれた。
「うわなんだまぶしぃ」
ひさもとは めのまえか゛まっしろになった!▼
と おもったらこんと゛はしせ゛んゆたかなところのそらにて゛た!!▼
「・・・Oh・・・」
脳が状況を理解→大騒ぎ(イマココ)
本日二度目のボッシュート。今度は空からボッシュート。
「ぅおおおおおおおおぅぅぅうぅまぁあああああぃいいいごおぉぉぉぉぉぉおおぉぉっっっっどぉぉぉおおぉぉぉおお!!!」
一方その頃のちの着弾地点の神社は・・・
「~♪」
どういうわけだか腋の出た巫女装束に身を包んだ女性が竹箒で境内を掃除していた。
そう。恰好はどうあれ、彼女はこの神社の巫女さんである。名を博霊 霊夢という。そして、神社はその名を博霊神社という。
「今日も平和ねぇ・・・。こうもなにないとつまんないなぁ。あ~、なんでもいいから賽銭箱パンパンになんないかしら」
「そりゃありえないのぜ。こんな閑古鳥の鳴いてる神社に人なんてまずこないぜ」
霊夢が声のしたほうを見やると、箒をもった少女が鳥居の上にに座っていた。
「魔理沙、あんたまた来たの?あんたに出すお茶はないわよ~。あと今なんつった」
彼女の名は霧雨 魔理沙。魔法使いである。
幻想卿にある魔法の森と呼ばれるエリアに居を構えている男口調が特徴の少女である。
彼女たちはまだ知らない。こんな他愛もない会話の中、空の上から人間が賽銭箱めがけて落下中であることなど、知る由もないのだ。
その頃、久本は
「しぃぃぃぃぃぃぃいぃいぃいいぃぃぃぃぃぃいいぬぅぅぅぅぅぅぅぅううううぇうぇううううううぇっうぇ」
自らの死を感じていた。
この状況を判断して、理性が語りかける。―抗うな、死を受け入れよ―と。―運命は変わらない、あきらめろ―と。
そして、本能が語りかける。―お前はこれでいいのか?このまま死んでもいいのか?―と。
そして、少年は抗い、生きることを選ぶ。その時、頭の中に何故か自分の声が響き、こういった。
『力を操る程度の能力』と。そして、『霊力で飛べ』と。
確信した。やってやるぜ。
「ぅぅぅぅぅううぅぅぅああぁぁぁぁぁぁぁ!!飛べええええ!!!!」
そう叫ぶと、落下速度が次第に落ちてゆくのがわかる。だが、まだ足りない。このままでは死んでしまう!!
「――――――ッ!!」
カッと目を見開き足に、手に、全神経を集中させた。
すると今度は目に見えて落下速度が低下する。だたし、その負荷はGとなり、襲い来る。
そして時すでに遅し。その頃には何かの箱がすでに目の前に。
「」
ドゴーン
「何今の音!?表で水洗いしてた賽銭箱のほうから!?」
「心配するのそっちかよ!早く行こう!!」
~博霊神社境内~
「「・・・」」
賽銭箱が満たされた。とはいってもそこまで大きいわけではない。入ってせいぜい人一人分である。
それが、満たされたのだ。ただし一人の人間で。(しかも男)
しかも賽銭箱の底を貫通し、地面に綺麗に刺さっていたのである。それゆえに直立不動、なおかつ地面に刺さり上半身は賽銭箱にすっぽり。
「あ・・・あぁ・・・もう終わりだ・・・」
「霊夢!?どうしたのぜ!?」
「あは、あはははははは・・・」
「・・・」
「あれ・・・?こいつ、外来人か?」
「う・・・はっ!」
「あ、起きた」
「ブチ殺ぉぉぉぉぉぉぉすぅ!!
「霊夢!落ち着け!!」
「殺す!こいつだけは生かして帰さん!!」
「あのすいませんここはどこでしょうか。今自分に何が起こっているのでしょうか」
「ちょっと待っててくれ、このリボンのをおとなしくさせてからどうなってるか話すから」
「あ、はい」
「ほぉーれ、霊夢~里のラーメン屋の割引クーポンだぞ~」
「いくら!?」
「え~と・・・?お、すげぇ。9割引だって」
「何でも言うことを聞いてやろう」
「とりあえず、そこの外来人の人にここがどこか説明しろ」
「OK。割引券や商品券とお金のために今回だけは特別よ」
「では改めて、ここはどこでしょうか」
「ここは幻想卿といって、外の世界で忘れ去られたモノたちが集う地よ」
「そして、ここはその中にある博霊神社っていう神社なのぜ」
「で、あんたが今刺さってるのはこの神社の賽銭箱」
「え゛」
何!?賽銭箱に刺さってる!?おいおいおい!そりゃまずいぞ!!!さっさと出ねえと!
「す、すいません!!今出ます!って動けん!!」
「あ~こりゃ結構深く刺さってるわねぇ・・・」
「どうする?回り掘り起こして助けるか?」
「そうするしかないでしょ・・・」
そして、一時間後・・・
「これだけ掘ればさすがに出れるだろ」
「どう?動ける?」
「行けます。少々お待ちを・・・」
部長脱出中・・・
その後、刺さっていた賽銭箱から出してもらい、情報料として賽銭箱を完全に治すことを約束した。
「そういえば、自己紹介がまだでしたな。私の名は久本 たかしです。お好きなようにお呼びください」
「たかしだな。私は霧雨 魔理沙だぜ!」
「私はこの神社の巫女、博霊 霊夢よ」
「霧雨さんに博霊さんと、このたびは助けていただき誠に・・・」
「あ、別にそういう堅苦しいのはいいから」
「そうだぜ。ここで会ったのも何かの縁だし、敬語とかいらないのぜ」
「そうですか、じゃ、今後は素で話せてもらうよ」
「それと、私のことは魔理沙でいいぜ」
「そうか。よろしく」
「私も、霊夢でいいわ」
「はいよ。じゃ、早速作業に取り掛からせてもらうよ。と、そのまえに、貴様!見ているな!」
視線を感じたので一度言ってみたかったことを言ってみた。当然あのマンガは全巻揃ってる。
「どうしたのぜ?たかし」
『あら、いつからかしら?』
「ついさっき目が覚めたときかだ。出て来いよ、そこにいるのはわかってる」
ゴパァ
「げっ!スキマ!」
「あら紫、いたの?」
「ええ。あなた、ほんとに人間?私が姿を見せる前に的確に位置を把握するなんて」
「生まれてこの方苦節18年、伊達に人間やってない」
「あら?・・・じゃあ私はたかが18年しか生きてない若造に見つかったってことかしら?」
「まあな・・・ん?あんたどっかでみたことあると思ったらボーダー商事の社長?」
「ええ。そうだけど?」
「ありゃまぁこいつは驚きだ。世界的に有名な企業の社長がこんなところに・・・しかもその正体は変な能力を使う人間だとは・・・」
「私妖怪だけど?」
「おやまぁこれまた驚きだ」
「紫あんたまた外でなんかしてるの?」
「暇つぶしに会社起こしたら大当たりしたのよ」
「へぇ」
「すげえな。気まぐれで大成功か」
WHO THE NEXT・・・?
おっす!オラたかし!さっき変な目玉空間に落っこちたと思ったら今度は賽銭箱に刺さったり自然がいっぺぇあるところに来てたりでオラどうすればいいのかホントにわかんねぇ!
次回 東方怪奇研 力発現~弾幕ごっこと飛行訓練~
執筆開始。ご期待ください。