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現象2 あ゛ が

前回のあらすじ

きのこたけのこボッシュートです!!


「で?その幽霊と、俺たちは直接会話はできないか?」


「あ、筆談でなら大丈夫だと思います」


「ペン触れるのか。うぅむ、謎だ・・・どうして実態が無いものが実体のあるものに触ったり干渉できるんだ・・・?不思議だ」


「よし久本、お前はもう黙れ」


「断る!」


「お前に拒否権、ねーから!」


ぐいっ


「ぼっしゅーーーとぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・」


落ちる時のその顔は、何より悲しい顔であった。彼は黒光りする触覚の長い例のあいつが大嫌いなのである。

それが頭上から大量に降り注ぐとなると・・・これ以上は想像したくない。


「さて、筆談を始めようえ~とまずは・・・っと」


【はじめまして。私は荻久保清治といいます。あなたのお名前お教えてください】


さて、どう出る・・・?


【ドーモ、オギクボ=サン。幽霊の西行寺です】


忍○語だと・・・!?こ、この幽霊、できる・・・!


【では、西行寺さんに今からいくつか質問をします】


だが俺はあくまで普通の話し方だ。雑談ならまだしもこれは至って真面目な話なのだから。決して○殺語など使わない。

・・・あれ?西行寺?どこかで聞いた名だなぁ・・・。


「あ、友達にやらせてもらったゲームの登場人物と同じ名字」


脳内検索開始ィッ!!

・・・おいおい、東方かよ。・・・え?マジ?東方?

しかも西行寺っていえば確か・・・妖々夢か!実在するのかよあの世界!


「木本!急いで全員懺悔室から連れて来い!おそらく部長は東方知ってるはずだ!」


「へ!?あ、はい!」


そして木本は振り返りトトトトトト・・・・といった足音を立て懺悔室へ。


「よし・・・これで見てるのは西行寺さんだけか・・・では、ちょいと失礼して・・・」


荻久保がそう呟くと、そのからだに変化が起こった。


白髪交じりの黒は一気に金髪になり、

本来耳があるべき所から耳がなくなり替わりに頭頂部に狐の耳が現れ、なんと、9本の尻尾が生えている。

そう、何を隠そうこの少年、実は妖怪である。


「やっぱりこっちのほうが楽だな・・・。あ、驚いてらっしゃいますね」




旧校舎地下 懺悔室



本校生徒の中でも生徒会の上層部の極僅かしか知らないはずのその部屋。

そこに生徒会とは全く無関係の少女がいた。


「さて、みなさん今頃休憩室の中ですかね・・・」



懺悔室 休憩室


「黒光りするな変な病原菌持ってこっちに来るなカサカサ動きまわるな隙間から出てくるな飛ぶな噛むなギィギィ鳴くなやめろやめろやめろやめろやめろ・・・」


「犬が来たせいで体中あついかゆい・・・か、かかかかかかかかか、かgfgdzjklgshdつkghsthghでゅd;・・・かゆ うま」


「いやあああああ黒歴史朗読の刑はやめてえええええくぁwせdrftgyふじこlp;@:」


カオス空間が広がり始めていた。


がちゃ


「「「・・・! ヴァ―」」」


「はいはい精神崩壊には記憶消去記憶消去。はいみなさ~んこの光をを見てくださ~い」


ピカッ


「「「!!!」」」


硬直。光を見た三名は硬直した。そして、3分後・・・


「・・・あれ?俺はいったい何を・・・?あれ?木本、なんで俺ここにいるんだ?」


「・・・んにゃ?あれ?どこここ?」


「・・・む。俺は今まで何を・・・」


「松本先輩、あなたは犬に追われここに逃げ込みました。次に有沢先輩は黒歴史ノートを焼こうとしてここに来ました。部長はボッシュートされました。説明は以上です」


「「「お、おう」」」


「じゃ、さっさと地上へ帰って部活の続きといきましょ~」


「「「おー」」」



そして、それからしばらくして部室の近くまで戻ってきた久本達。だが、久本だけ空気に違和感を感じていた。


「なんだ?この妙な気配は・・・?」


「どうしたんですか?」


「木本、お前はわからないか?部室から感じるこの妙な気配」


「はぁ?部長・・・何言ってるんですか?妙な気配なんて感じませんよ?」


「部長、マジで中二病じゃ・・・」


「松本、聞こえてるぞ」


「気配とかどうでもいいですから早く部室に入ろうよ。暑くて頭が爆発しそう」


「南斗人間爆弾!!」


そう言いながら木本が部室をのとをあけると、プチ人外魔境が広がっていた。


「ん?・・・あ゛」


「「「「が」」」」


「あ、あ~、え~っと、これにはな、深~い訳がだな、あって、その・・・え~何って言えばいいんだ・・・」


久本は、その場で回れ右をし、自分の頬を力の限りひっぱたいた。


「・・・いって~。・・・妖怪?本物?狐?尻尾九本?・・・」


今の彼の脳内を言葉で表わすのはおそらく不可能である。そのくらいにとんでもなく膨大な負荷が彼の脳にかかっているのである。

何故かって?それは、目の前に九尾の狐(ヒト型)がいれば誰でもこうなるに違いない。ましてや彼の場合は悪友がそれに当たる。

その時、久本の頭kら大量の煙が上がり始め、それを最後に久本の意識は途切れた。彼が最後に見た物は、足元に広がる謎の目玉空間だったそうな。



WHO THE NEXT・・・?

友人の秘密を知ったと思ったら今度は謎の目玉空間に落ち、しばらくきりもみ降下をしていると今度は自然豊かな田舎のお空を落下していた。

しかも眼下には・・・神社?


次回、東方怪奇研 神社に巫女さんに魔法使い

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