―現実は想像―夢は幻想―
午前の授業を適当に受け流していたらこの後健太の運命を狂わせる瞬間がやってきた―
昼休み、僕は教室の机で腕を枕代わりにし、退屈な昼休みを過ごそうとしていた。
窓からは心地よい風が吹いて、つい熟睡してしまいそうになる。そんな昼休みに、彼女
はやってきた―。
真紀という同じクラスの話したこともない女子が話しかけてきたのだ。
「きみ、藤田君だよね。」
そう言って長い黒髪を揺らして僕の前の机に腰掛けた。
「そ、そうだよ・・・。」
「今日さ放課後に近くにあるコンビニに来てくれない?」
僕は突然の申し出に少しの期待と、驚きのせいで声が裏返ってしまった。
「えっ、とっ突然そんなことをいわれても・・・。」
「いいの。あなたの予定なんか関係ないの。来るったら来る。わかった?」
「は、はい・・。」
有無を言わさぬその物言いについ了解してしまう。
気付いた時にはすでに真紀は僕のそばから離れ、友達との談笑に戻っていた。
その時は強く言われ、「はい」と答えるしかなかった。
その言葉が自分の運命を狂わせることになるとは、このときの僕には知るわけもなかった―。
そして放課後、約束・・・いや命令されたとうりの近くのコンビニへ行ってみると―
●
コンビニに行くと、僕に話しかけてきた真紀という女子はまだ来ていなかった。
(まさか・・・だまされたのか!?)
(ドッキリかなにかか!?いや・・・。)
(あんな命令みたいなことをしてくる人だから必ずくるだろうな・・・。)
と、思いなおし待ってみることにした。
5分ぐらいまっていると眩い光に包まれてこちらに歩いてくる人影が見えた―様な気がした・・・それほどその姿は美しかったのだ
僕は目をパチパチさせ、改めて見てみた。
それは、紛れもなく僕に話しかけてきた真紀だった。
初めて話した時と同じように長い黒髪を揺らし、白いフリルがついた可愛いワンピースで現れた真紀は悔しいがあまりにも美しくて、まるで天使か女神に見えた。
「じゃ、中にはいろうか。」
「・・・・・・」
僕がその姿を見て凍りついていると・・・
「?私の顔に何かついてる?」
「いっ・・いや!」
その姿に見とれていたなど言えるわけもない・・。
「そう。じゃ早く入るわよ。」
と彼女はコンビ二の中に入って行った―。
自分は、小説をよく読みます。
そのときにこんな小説を書いてみたいと思って書いてみました。
人によって、下手だなとか面白くないなと思う人がいるかもしれません。
しかし、素人がここまでかければマシなほうだろうと思ってぜひ読んでみてください