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【プロットタイプ】赤の女王の世界で

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/02/04

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

赤の女王伝説って知ってます?

進化論の話なんですけど。

スポコン漫画好きならピンとくるかも。


私達も絶えず進化しないといけないの。

そうでないと滅んでしまうから。

完全な、完璧に凪いだ世界を求めている。けれどもこの世界にはそんな理想郷などありはしなくて、だからこそ苦しくて仕方がない。

果たして人類が成長を続けるのは、まだ完璧でないからか。それとも完璧という上限を常に更新し続ける為か。私には決して分からない。


鏡花がテレビを見ている。ただ流れゆくライバル同士の問答がテレビを延々と通過して行く。そこでふと、鏡花が此方を振り向いた。瞳は薄ぼんやりとしていた。

「あのさ、瑠衣たん。赤の女王伝説って知ってる?」

物静かな言い方。しっとりと耳に響く声色。哲学モードの鏡花だと判断し、静かに口を開く。

「初耳。小説や漫画のタイトルか?」

「ううん。進化の仮説の一つ。タイトルの元ネタは鏡の国のアリスの赤の女王から。私達は

常に進化を続けて今の時代まで生き残ってきた。けれどもその周りの種族達も、絶えず進化を続けている。そうしないと潰えてしまう。こう言う仮説。

えーっと、スポコン漫画でライバルが登場するのもこの理由なんじゃない? 停滞した主人公とか、興味持たなくない? 特に瑠衣たんは」

俺自身が、種としては劣っている。幼少期は絶えず体を壊し続けたし、今でも生命に必要な性欲が薄い。それでも生き残ってきた。だからこそ、同じ様な境遇、つまり過酷な何かに立ち向かう人間には強い興味を持つ。

「それでなんだけど、数学の世界って完成されているじゃない? 答えが出たらそれはもう反論の余地はない絶対王政。でも現実世界では、常に赤の女王伝説の様に発展を繰り返している。

其れは私達が発展途上だから? それとも常に上限を更新し続けているから?」

静かな問いかけだった。其れは俺に対して、挑み続ける者に対する挑戦状だと知った。

「さぁな。でも、何方でも構わない。そもそも完璧な世界とは? 争いのない世界? 皆が笑って暮らせる世界? 其れにだって善悪はきっと存在する。だからきっと完成された世界は人間が居ない世界だ」

その答えに満足したのか、擦り寄ってきた。眠いのか、ウトウトしている。疲れたのだろう。哲学的な話は消費が激しいから。

本当に反論を許さない、誰もが認める世界は、数学の世界だけ。

数式を一つ書いた時点で、答えは既に決まっている。

ある意味の絶対王政。様相論理のS5の世界。

でもそんな世界は数学の中だけ。

現実では様々な意見が飛び交うし、戦争も起きるし、いつも喧騒に満ち溢れてる。


で、数学の構造的美しさはそれぐらいにして。

赤の女仮説って知ってます?

なにかの種族が強く進化を続けると、その種族一強になって、周りの生き物が絶滅する。

だから周りの生き物も総じて進化を続ける。

っていう理論。


そう考えると、常に発展続けるのは、私達が発展途上なのか、それとも、上限を常に更新してるのか。

私には分かりません。

でも、どっちでも良さそう。


人が生きている限り、常に進化を強いられる。

それでも完璧な世界、皆が幸せな世界なんてない。

だからこそ、求められるから。

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