第一場 起動
(長い前書き、読み飛ばし可)
えー、なんか面白くないのでこういう感じにしてもいいですかね
感想で、どっちの方がいいかだけ教えてください
p、s←これ、postscriptの頭文字だって。プレステじゃないんだって。
つか、プレステ5ってあんまり流行ってるイメージないけど、やっぱ面白いソフトないからかな? 僕スイッチもってるけど、実際もってたらプレステ5とかいらんもん。それに、プレステ5ならではの画期的な要素とかもよくわかんないしさ。
とにかくみんな、もしプレステ5買うんだったらドラクエ11やったほうがいいよ。
あれ? プレステ5ってドラクエ11できるっけ? まあいいや、どうせ誰も買わんだろーし。
最後まで書いてみた感想は、まあ英単語テストはやばいし不本意な結果になったけど、、二日で18000字書いた経験は今後の糧
ナレ:とある王国で、女王が死にました。何者かによって、殺されたのです。連日連夜、時には国までもまたいで犯人さがしは行われました。しかし、どんなに捜査網を張っても手掛かりすらつかめない犯人に、皆が嫌気がさしてきたころ、人々の興味は犯人捜しよりも、次期女王は誰かということに注がれるようになってきていました。
下手より、鏡をひっぱりながら黒雪が出てくる。鏡は舞台中央までは千鳥足で歩き、黒雪に手を離されてからは寝っ転がって動かない。
黒雪:鏡よ鏡……ほら、あんたのことよ! さっさと起きなさい!
鏡:ふぇ~? ここ、どこぉー? あっしは、確かスラム街の酒場で……。
黒雪:とぼけても無駄よ。あんたが、かつて王室で働いていた魔法の鏡だってことは分かってるの。とある、確かな情報筋からあんたの居場所を聞きつけたのよ。
鏡:へ!? 王室!? 魔法の鏡!? いやいやいや、あっしはただのしがない労働者でっせ。そんなたいそうな名前で呼ばれた覚えはありゃーせんよ。
黒雪:ふーん、じゃあこれでも、同じことが言えるかな? そら。
黒雪、背中に隠していたカラスを取り出し、鏡に向かってかざす。
鏡:そんなトリが、どうしたっていうんだ……あ~。
カラスはぎゃあぎゃあという声を出して暴れ、最終的には黒雪の手から落ちて力尽きる。
黒雪:昔からの常識よね。カラスは、鏡を見ると逃げていく。そしてこの子、あんたのことを見て、逃げるどころか気を失ったわね。
鏡:……ふう。何もかも、オミトオシってわけか。仕方ない、そうだよあっしは鏡の中の鏡、魔法の鏡。さあて、あんたの望みはなんだ? その情熱に免じて、うまいもんでもご馳走してくれるなら、いくつかの質問くらい答えてやるぜ?
黒雪:ありがとう、話が早くて助かるわ。ごちそうくらい、ウチに来てくれるならいくらでも用意してあげるわよ。
鏡:ほんとかよ! いやあ、これがラッキーってやつか。最初はあやしいやつだなとしか思ってなかったけど、何かお前、結構デカいやつだな。
黒雪:フフフ、それで質問なんだけど……。まあとりあえず、ウチに行きましょうか。
黒雪&鏡、上手にハケる。
ナレ:それから一週間が経ちました。王国内のとある場所で、ふたりの少女が話しています。
白雪:うーん、退屈だわ。じいやったら、何が「私たちを守るため」よ。おいしい食べ物も面白いこともない、こんな離れに住まわせて。ほんとに、あたしたちの気持ちを考えてないんだから。ねえ、あなたもそう思うでしょ、しろゆき。
しらゆき:まあそれは、そういう風にしか理解できない知能の問題だと思います。何でかっていいますとぉー、まずこの状況であなたをそのままにしておくということがもうアウトなんですね。女王様が何者かによって殺害されて、それで? まだ逃げ回っている犯罪者が次に狙うののが、白雪、あなたじゃないという保証などないでしょう。
白雪:それはっ、そうだけど! もうっ、相変わらず頭が固い論破厨なのねしろゆきは。
しろゆき:あのー、それっていわゆる責任転嫁に当たると思うんですよね、何でかって言うと、まず……
白雪:あーもう! いいわよいいわよ、どうせ私は責任転嫁のおこちゃまですよ、ふん!
ナレ:もうお気づきの方もいるかもしれませんが、彼女らは、亡き女王の忘れ形見の兄弟です。しかし普通の国民はこのことを知りません。この国では、女王の娘は一人でなければならないとされていて、双子で生まれてしまった二人は、一人の人間「白雪」として生きているのです。
白雪:ところで、今日は黒雪おばさんが来てくれる日よね?
しろゆき:え? なんかそういうデータあるんすか?
白雪:じいやが言ってた。はいこれでいい?
上手よりじいや、走ってでてくる。
じいや:白雪様! 女王様の妹君がいらっしゃいました。
白雪:ほら、噂をすればじゃない。はあー、私、あの人苦手なんだよなあ。だって明らかに私たちのこと嫌ってるじゃない。自分のこと嫌ってる人って、どうしても好きになれないなあ。
しろゆき:それ明らかじゃなくて、あなたの感想ですよね。嫌う、というのはそもそも人間の感情の問題なので、機械とかで測れるものじゃないですか。それにあなた、そんなに人の感情に対して機敏な方じゃないでしょう。
そんなことを言い合っている間に、上手から従者に引き連れられて黒雪が二人の前に現れる。
黒雪:相変わらずね、二人とも。
白雪・しろゆき:くっ、黒雪おばさん!!
黒雪:しろゆき、あなた、いつまでも喧嘩腰で話すのを続けるのはやめなさい。いつか、その性格がわざわいするときが来るわよ。
しろゆきは、押し黙って俯く。その最悪の空気に気が付いたじいやは、慌てて間を取り繕う。
じいや:そ、そうだ黒雪様。確か、何かお土産がおありになるそうで。
黒雪:あ、そうそう。二人とも、ここでの生活は大変でしょう。お菓子も無いし、娯楽もない。そんなの耐えられないわよね、あなたたちくらいの年の子だと。
白雪:え! もしかして、小説でも買ってきてくれたの……?
しろゆき:僕は~、pcさえあればいいですかね、それで大体のことはできますし。
黒雪:はい! バナナ! 二人とも、好きかとおもって!
黒雪、満面の笑顔でバナナを手渡す。ふたりは露骨に残念そうな顔をするが、すぐに首をふって笑顔を無理やり作る。
白雪:あー、ありがとう、黒雪おばさん。大切にするわ、あはは。
しろゆき:はは、まあバナナと人間のDNAは50%以上一致してるって言いますしね。
白雪:えっ!? じゃあ私たちは半分バナナってこと!? そんなバナナ!
黒雪:厳選したバナナらしいから、きっとおいしいわよ。それじゃ、また今度ね。
じいや:えッ! もう行かれるのですか?
黒雪:うん、悪い? やることは、もう終わったの。何か文句でもおありかしら?
じいや、それに対してなにも言えず小声で「お送りいたします」と上手ハケ。白雪は、その様子を怪訝な様子で見ており、しらゆきは誰にも見られないように笑っている。
白雪:(黒雪上手ハケのあと)ねえ、なんか怪しくないしらゆき? 尋ねに来るにしても、あんな風にバナナだけ渡して帰るなんてある? わたし、このバナナ食べたくないわ。きっと、いえ明らかに毒が入っているもの。あなたも、食べない方がいいと……
白雪の発言など知らん顔で、しろゆきはもらったバナナを食べている。
白雪:ちょっしろゆき! 今、食べない方がいいって言ったばっかじゃ……。
しろゆき:うん、これは美味ですね。白雪、これに明らかに毒が入っているだなんて、何を言っているんすか。それ明らかじゃなくてあなたの感想ですよね?
白雪:(気まずげに)いっいや! そのー……あの、わたしそのバナナの色がちょっと毒々しく見えて……。
しろゆき:毒々しく見えた? そんなこと、なぜもっと早く言ってくれなかったんすか。そんなこと言われたら、僕だって勿論すぐ食べるのをやめますよ。それでもなお言わなかったのは、僕を殺そうとしている、もしくは見殺しにしようとしていると解釈されてもおかしくないっすよ。
白雪:いや、だって……その……
しろゆき:というか、あのー、なんだろう。
白雪:う、ううー……。
しろゆき:嘘つくの、やめてもらっていいすか?
白雪:もうー!! なんなのよーー!!!!