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良い温度  作者: パンツェッタ次男坊
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墜ちる上がる

「きっかけは何だったのだろう」

今思えば何不自由ない生活だった。むしろ他の子から見たら、恵まれている方かもしれない。

しかし、彼女には耐えられなかった。


小学生の時、クラス中で流行った小さなテディベアのバッグチャームがあった。

父にねだったら、大きな高いテディベアを買ってきた。

中学生の時、友人と一緒に自転車に乗って登校したい旨を話した。

それなのに3年間毎日両親が車で送り迎えをしてくれた。

欲しいものはなんでも買ってくれた。

しかし、小遣いを貰った事はない。

そんな小さな鬱憤が、彼女には耐えられなかった。


ついに今日、家を出た。

しかし、世間知らずのお嬢様には行く宛もなく街の片隅で突っ伏すしかなかった。

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