一茜の歌集(にのまえあかねのうたノート) もみじのが
それではいってみよー
希望さえ
未だ照らさず
明日の道
振りかえみれば
からっぽの空
《脚色した現代語訳(語り口調)》
明日への希望でさえ、私の未来の道は照らしません。それほど暗いのです。ふと振り返ってみたのですが、そこには空っぽの空が広がっていました。
《一応の解説》
今回は完全に現代語ですね。
どちらがいいんでしょうか。悩んでいます。
でも茜個人としては、現代語になればなるほど《脚色した現代語訳(語り口調)》のところが書きにくくなるんですよね。
ある程度型があった方がやりやすいんですかね。
《一解説》
さて、内容ですが今回は希望を失った人の歌です。(特に茜になにかあったわけではありません。)
テーマですが、イメージしていたのは、「漠然とした不安」です。
「明日テストがある!」「明日企画のプレゼンがある!」といったものではなく、布団に入った時に漠然と思うような
「私の未来どうなるんだろ。」
といった感情です。無常観かもしれませんね。
あるいは、テスト、プレゼンが始まる直前に昨日しっかりと準備はしていたけれど、なぜか感じる不安でしょうか。いろいろ表現できそうですね。
なぜ今回こんなにも漠然としているかというと、しっかりとしたイメージがないからですかね。
古典ならば、「鳥辺山」と言われると、
「火葬場のある山。無常観の象徴。」と説明しますが、
現代語で「からっぽの空」と言われても何も思い浮かびませんよね。
やはり茜は古風に歌う方が好きです。
少しだけこの歌に味方してあげると、この和歌のいいところは「個人の漠然とした不安は希望では晴らせない」という、気づきにくいことを教えてくれることですかね。
「成功するかもしれないよ!」
と言われても、不安は取れませんよね。
和歌ということもあり、定期更新は難しそうです。ぜひ、作者のお気に入り登録をして新作をチェックして頂ければ……。(これからも短編中心で活動しようと思っているのでブックマークでは……。偉そうにすみません。)
皆様に31音の魔法のかからんことを
皆さんここまでありがとうございました。
茜「今日って金曜日で雨降ってるじゃん。やっぱり『金曜日のおはよう』推しのハニワファンは少しドキドキするよね〜!」
弥(茜の友達)「えー。今日は13日の金曜日だよ。」
友達B「ああ、あのジョイマンのやつか。」
茜「それは少し違う。」
十人十色すぎです。