新しい1日
今回はボーイズラブ的な感じです。いよりと凛と同時進行で出そうと思ってますのでヨロシクです☆
「暑い…」
海堂家にも、とうとう夏が来ました‼
でも、2人は一本釣りのマグロ状態…
それでも自分の隣でいよりと凛が寝そべる姿がとても可愛らしいと感じる。
俺は22才にもなって今だ、大切なものを手放さなかったことはない。両親は死んだ。それに、彼女も大切にできない。でも、やはり2人の妹がいると幸せな気持ちになる。
2人には寂しい思いをさせたくない。だから日曜日は兄弟3人、家でゴロゴロする。そんな時が自分にとって1番の幸せだった。
「ふわぁ~…」
凛が起きた。彼女がこの家に来た理由を知った時は少し驚いたっけ…自分の心の中で呟いた。凛も、いよりも同じ理由でこの家に来た。そして、兄弟3人とも親を亡くした。俺はこんな事をいまさら考えていていいのかわからなかった。
「お兄ちゃん。なにぼーっとしてんの⁉」
気がつくと、いよりも目を覚ましていた。2人は仲良くアイスを口いっぱいにほおばって嬉しそうにしていた。
でも、その光景を見ているとなんだか寂しい。自分だけとり残された気分だ。
そんな事を考えてもう1週間くらいだっただろうか。さすがにもう、あきてきた。少し外を散歩しようとおもい、いよりに声をかけて家を出た。12時30分くらいになっただろうか。外は日の光と青空が包み込んでいる。とても清々しい。
俺が歩いていると、後ろからなにか気配を感じた。
「あ…あの…」
どうやら、俺のことを呼んでいるらしい。俺は、ふりかえった。するとそこには、中学生くらいの背の低めの男が立っていた。よく見るとその手は震えていた。この辺の学生だろうか。
「なに?」
「じ…実は、好きなんです‼‼」
…ん⁉今なんて言った?
俺のことが好き?しかも、相手は男…
信じられなかった。まさか、今日こんな所で…男から告白されるとは…信じられない。まあ、とりあえず適当に…
「いいよ…」
「……‼えっ!今なんて…」
相手はとても動揺してるらしく、顔が真っ赤だ。
「だから、付き合ってもいいよ…って…」
そんな事言ったけど、実際は正気じゃない。
まあ、また別れるだけだろう。
ごめんな…
どうして、いつも自分の気持ちをつたえられないのだろうか…
『○月○日の僕ら』という題で出そうと思います!そこで、皆様に…今回出てきた男子の名前をつけていただきたいと思いました☆
詳しくは活動報告をご覧ください‼




