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5、初恋チェリー

こわごわ顔を上げると彼は驚いた顔をしていた。

無理もないよね…。私の事なんて覚えてるわけないのにこんなこと言われて。

私、何言ってるんだろう…今になって恥ずかしくなってくる。

あぁ、やっと言えたのにこんなシチュレーションってあり?

断られるじゃん!タイミング考えようよ私!

絶望的な返事を予想した。

もしかしたら、返事すらもらえないかもしれない。

しかし彼の返事は、

「僕も君の事ずっと好きだった。引越してからもずっと忘れられなかった…。」

と、私の予想を裏切るものだった。

言ってから彼の頬はほんのり赤くなる。

同時に私の頬も…。

うれしくて、あふれだす気持を止められなくて、思わず彼に飛びついちゃった。

その拍子に彼のほっぺに私の口が触れちゃったし…。

「わわっ」

私が、慌てて離れたところで

「君、まだサクランボ好き?」

と、さっきよりもさらに顔を赤くしながら聞いてきた。

「え?好きだけど、どうして?」

不思議そうに答える私に彼は、待ってて。と言って家の中へ入っていく。

すぐに出てきた彼の手には透明の容器に入ったキレイな色のアメリカンチェリー。

「食べる?」

彼に聞かれる前に私は彼の手から容器ごと取ってしまった。

驚いた風にする彼を気にしないでふたを開けようとして気づいた。

「プッッ」

思わず吹き出してしまう。

だって、ふたにはかわいいピンクの文字で「初恋チェリー」と書かれてたんだもん。

ニコニコしながら1つ取って口に頬張る。

「ん~おいしい!」

いつものように目をつぶって食べる私を見て彼は、

「やっぱり、サクランボを食べてる君は可愛いよ。」

あのときの言葉をそのままあのときの笑顔で言った。

その言葉を言われた私の心に、なんだか甘酸っぱい気持ちが満ちていく。

これは私が大好きな甘酸っぱさだった。

そう、大好きなアメリカンチェリーのような。


ぷはぁっ


こういう話書くとこっちが照れるんだよね←じゃぁ書くな


幸せになったようでよかったねー。


ホントによかった(`・ω・´)



この話で完結です。


今まで読んでくれた方(いるかな?)ありがとうございましたっ


できれば感想残していただけると嬉しかったりします。

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