4、引越してきた人
どうもっ
そろそろラストですよー
今回も楽しく読んでいただけたら嬉しいです。
ゆっくりと目を開けると、家のリビングだった。
「ただいま。 電気もつけないで何してるの?」
ちょうど帰ってきたらしいお母さんが電気のスイッチをパチっと押しながら話しかけてきた。
「あぁ、ごめん。 寝てたみたい。」
答えながら顔を上げる。
机の上には空の容器。
プラスチックのふたには「初恋チェリー」と書かれてる。
…やっぱりあれは夢だったんだ。
でも、何だろう…?彼の言ってた「すぐ会える」って。
夢の話だもんね。深く考えないようにしといたほうがいっか。
ふと頬に手を当ててみるとなんだか少し濡れていた。
ボーっとしてる私に、
「あ、そうそう。お隣に誰か引っ越してきたみたいよ。あなたと同い年の男の子がいるんですって。覗いてくれば?」
お母さんが言ってくる。
気づかれない様に濡れた頬を払ってから、一言。
「うん。今から行ってくる。」
そのままサンダルをつっかけて外に出ると引っ越し業者の車が左の家の前に止まっていた。
段ボールを運びこむのを男の子が手伝っている。
後ろ姿しか見えないけれど、私と同じくらいの年だろう。
「ねぇ、君!」
私は思い切って声をかけた。
人違いってこともあるけど、まぁ、十中八九間違いないかな。
この人が引っ越してきたひとだよね。
私の声に気づいて男の子が振り向く。
「え……。」
思わず声を出したのは私。
振り向いた顔に見覚えがあったから。
…彼だ。
私がずっと思い続けてきた彼が今、目の前にいる。
二回とも言えなかった言葉が私の頭に浮かんだ。
言おうか考える前に口から言葉が出てしまっていた。
「好きですっっ」
言った。
ふぅ。
言ってますよww
何か告白してるんだけどww
次回!
なんだかベタな感じ!?←
サービスサービスぅ♪




