2、カーテン?
なんか昔のを読むと恥ずかしくなりますね。
今回はかなり書きなおしをしたりしました←
では、お楽しみください。
中学二年生になった今でも、まだ彼が好き。
だから彼氏も作れない。
自分でも私はなんて未練たらしいんだろう。とか思うけど、どうしようもない。
彼との思い出を少しずつ思い出していたらいつの間にか家についていた。
カバンから鍵を取り出しドアを開ける。
「ただいま。」
小さい声で呟く。
返事はない。
両親はともに仕事だ。
誰もいないリビングで買ってきたサクランボを取り出した。
ふたを開けて一粒取り出してみる。
それはとても黒く輝いていて、この上なく美味しそう。
ホントは誰か帰って来てから一緒に食べようかと思ったんだけど、私は我慢できずに口に入れた。
甘酸っぱい味が口に広がる。
なんだか少し懐かしい味がする気がした。
もう一つ。もう一つ。
私は止まらなくなってドンドン食べてしまった。
目をつぶって大事に味わっていたけれど、気付いたら最後の一つになっていた。
最後の一粒を宝石のように大切に味わった後、目を開けると、そこは自分の家のリビングじゃなかった。
目の前には真っ白な壁が延々続いていて、何もない。
真っ白な世界。さっきあった机も、椅子も、何もない。
あるのは真っ白な壁だけだった。
でも…。
「ん?」
一部だけ壁が黄色い。
そう思って近づくとそこは壁じゃなくて天井から床まで、上から下まで下がってる黄色いカーテンだった。
「・・で」
「・・・だよ」
声が聞こえる。
耳を澄ますと、あの大好きな彼の声が聞こえる。
「こっちだよ」
「おいで」
彼が呼んでる。
私は迷わずカーテンの向こうへ足を踏み出した。
さて、ココでもうよく分からなくなった方、ゴメンなさい。
私的に頑張ったんですけどね・・・・
次も読んでいただけると嬉しいです。




