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黒魔道士――???

今回からクソ親父が出ますのでかなり不愉快な回が続きます。 

ご注意してお読みください。

巨大な口はお母さんの肩から足首までを鋭い無数の歯で挟みこんだまま動かない。


「長ぇんだよ。クソババァ。ペラペラ訳の分からねぇことばっか言いやがってよッ!」 


男はお母さんの頰を膝で蹴った。


私は考えるより先に身体が動いていた。

が、それよりも先に

「オネエ……チャンッ!」


私のお腹を黒く太いものが貫いていた。


「アガッ!」


血が口から噴き出る。

 

「イヤダ、イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダァァァ!オネエチャァァァン!」

私は押し倒されて左胸にも穴を開けられる。

……死ぬ。

なら……死ぬ前に彼女たちに情報を……ッ!?


暗い視界に見えたのはうずくまってもがき苦しんでいる2人の姿だった。

それ…でもっ。


「ヘッビー…………ッは……て……き……。」

聞こえたかは分からないけれど、私はできる精一杯を尽くしたと思う。

だから、後は2人を信じるわ……。


「イヤ、イヤ、イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤァァァァァァアッ!」


右胸、両腕、両足、首や腰もまんべんなく穴を開けられ、血が噴き出す。 


「おら、見な。てめェの娘同士で殺しあってんぜ。てめェが産まなけれゃ、こーはならなかったと思うと笑いと脱糞が止まらねぇーぜ!」

ヨシミの母親の顎をしっかりと掴み、ゲラゲラと汚い笑いを響かせる。


「……あんたのせいよ……。」

か細い声で訴えるが男には聞こえていないようだ。


「絶景だなぁ!俺の遺伝子に触れた阿呆どもがよぉ、全員、俺の言いなりになるんだぜぇ!本来ならてめェもなるとこだったみたいだがよ、ヘビ野郎がてめェに渡したオーバーテクノロジーとやらで効かねぇんだとよ。」


「あんたのせいで、皆こんな目にあってんのよ!死になさいッ!他人の人生を滅茶苦茶にした分、苦しんで死になさい!死ねッ!死ねッ!死んでしまッ―――…。」


親指と人差し指に力を入れ、ヨシミの母親の顎を外した。その後、喉仏あたりに腕を突き刺し完全に発声器官を破壊する。


「クソババァ。てめェはヒスっていい女じゃねぇだろうが。いいか。ヒスっていいのはな、常にヒスらなそうな女だけだ。冷静沈着、物事を俯瞰してそうな女がヒスる所に男の性欲が刺激されんだろうがよッ!」


紫色の髪を引っ張り、唾をかけながら怒号を浴びせる。

男は唾が目に入らないように閉じる瞼に苛立ちを覚えた。 


「偉そうな目じゃねぇか。あぁ?」


右目の骨と眼球の上側の間に無理やり人差し指と中指を入れ込み眼球をほじくり出そうとする。


喉を壊されたヨシミの母親は声を出すこともできず、壮絶な痛みに全身の筋肉をプルプルと震えさせながら耐えるしかない。


「次はこっちだな。」

取り出した時には既に形が崩れてしまっている右眼を捨て、踏みつけ、左眼を取り出し始める。


右眼同様、無理矢理に入れた指は骨と眼球両方を傷つけながら眼窩を貫通する。そこで、指は曲がって眼球を取り出さんと引かれる。その際、親指が瞳の位置を圧迫し、気付けば中指と親指が接触するほどに眼球は崩壊する。


男の指には液状の何かとかつて眼球であった何かが残るのみである。


「いいねぇ。馬鹿みたいな顔だぜ。口も開けっぱ。そういや、昔、トラウマだか何だかで、てめェみてぇな顔になった女がいたなぁ。そっくりじゃねぇか!」


男はかなり気に入ったようで大仰に笑い続ける。


「なぁ、娘。折角だ。この馬鹿っ面な母親もやっちまいな。自分の血縁を2人も手に掛けれる機会なんて、そうそうあったもんじゃねぇしよ。」


「イヤダ!イヤダ!イヤダ!イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダァァァァァァッ!」


必死に金切り声を上げるも身体は母親を仕留めようと動く。

一歩、一歩と幼い女の子の形をした黒い影は母親へ歩みを進める。

進む度に悲痛な叫び声が木霊する。

「嫌だ」と叫ぶ彼女に対して殺そうと歩む影。


―――影はとうとう、母親の元へ到達した―――。


「イヤァァァァァァッ!」


振り上げた黒い腕が母親を首に襲いかかる。


――刹那、巨大な口が大きく開き、母親を捕食した。


そして、黒い腕は巨大な口を地面に叩きつける結果となった。


「……おい、ゴラァ。なにしてやがんだ、このクソ魚ッ!」


叩きつけられた巨大な口を持つ巨大な魚は蹴りを入れられる。


「折角の見物が台無しじゃねぇかッ!なぁッ!」


空気が目に見えて振動するほどの殴打や蹴りを浴びせられ、巨大な魚はたまらず後退する。


「何、逃げてんだッ!あぁ!?」

強力な蹴りがエラに入る。

 

「イイイィィッ!」

あまりの痛さで大きく身体を捻って、倒れ込む。


「チッ。まぁ、いい。てめェに名誉挽回のチャンスを与えてやる。そこで、うずくまってる女を2人、喰い殺せ。それで、今日のことは水に流してやる。」


魚は中々動こうとはしない。


「てめェ!聞いてんのかッ!あぁ!?」


さらなる暴力が魚を襲おうとした瞬間、男の眼前で大規模な爆発が起こる。


「うおッ!?」

男は回避が間に合わず、爆発に巻き込まれて吹っ飛ぶ。


「あっちぃな。俺は今、不機嫌なんだよ!邪魔すんなボケ!」


男はなんとか体制を整えながら、着地し、前を見る。

すると


「消えろォォォォォッ!」


斧を持った炎が男を襲ってきた。

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