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初恋は薔薇の香りがして

作者:花散ここ
バルレート王国の公爵令嬢であるエルミラは、幼馴染であるディートリヒに恋心を抱いていた。初めての恋は擽ったくて、胸の奥に灯火があるように暖かい。
でもその恋はすぐに終わりを迎える事となった。エルミラがバルレート王国の第一王子であるレジエスの婚約者に決まった事によって。

時が経ち、エルミラはレジエスと共に学院へと通っていた。
しかし学院内ではエルミラへの悪評が広がっていた。レジエスの妃に相応しくないと罵られる事もある中で、エルミラはレジエス達の話を聞いてしまう。
エルミラには身に覚えのない悪い振る舞いを口にする人々。それを否定する事なく、困ったように笑うだけのレジエス。

我慢の限界を迎えたエルミラの元に、ある人物が訪れて──
1.恋の始まり
2023/12/15 08:00
2.瞳に映るもの
2023/12/16 08:00
3.手紙
2023/12/17 08:00
4.騒めく心
2023/12/18 08:00
5.醜い世界
2023/12/19 08:00
6.溢れる感情
2023/12/20 08:00
7.再会
2023/12/21 08:00
8.距離を無くして
2023/12/22 08:00
9.親友
2023/12/23 08:00
10.執着
2023/12/24 08:00
11.未来を壊したのは
2023/12/25 08:00
12.薔薇の香り
2023/12/26 08:00
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