表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

腕って光るの?

冥界のBarに一人今にも魂が抜き取られたように抜け殻になった死神がいた。その死神はカウンターの席でジャックローズを飲みながらぶつぶつと独り言を喋っていた。


なんでだよ。この俺様がよぉー。

あんなチンケなガキにビビるなんてー。

やってられるかってんだよー。

おいーマスター。

1番キチー酒をよこせー。


荒れてるな。ガナトス。

どうした?ほらよ。プルートーだ。

飲んだらまず呼吸も出来ないから気をつけろよ。


ゴクゴクガァァー

息ができないだ?

俺を誰だと思ってんだ。

う、ヴォ、ゴボォ。


オイ?ガナトス?


こんなもんじゃなかったんだ。

あいつのオーラーはーよー。

死なない俺が死ってやつを覚悟してしまったんだ。


大丈夫か?体が震えてるぞ?


マスター、あんた会った人間の中で死神を目視できる奴なんていたか?

俺はーよ。

あのガキは何か特別な血筋だと見て間違いないと思ってんだ?


酔いすぎておかしくなったか?

死神ともあろう者が人間なんて、ましてはガキなんかにビビるなんて。

しっかりしろよ。

そういえば、アルベドどうした?


アルベド?あ〜、あ〜、あー、あ、ああああああー、

シマッタ!!!!

こんなことしてる場合じゃーあーね。

マスターあーがとよ。


下界のある村で、みゅうはギルドを探していた。


どこにあるん?ギルド?

どこにもないし。木ばっかりで暗いし。

もう疲れた。眠い。


みゅうは村の外の妖怪の森にいた。しかしみゅうはまだ気づいてはいなかった。すっかり夜になった森の中でみゅうは静かに眠った。無理もない彼女はまだ6歳の少女、お腹が空くと食べ物が欲しいと思うし、お腹が膨れれば眠くもなる。小さい少女のできる事は限られている。


しかし、そんな少女に近づく影があった。それは妖怪たちだ。少女の血肉に釣られて群がっていた。妖怪たちがみゅうに飛びかかった。妖怪はみゅうに噛みつかれた。


だが妖怪たちの鋭い歯や牙は柔らかなみゅうの肌には傷をつける事はできない。みゅうの肌は超合金の強度かと思われるほどであった。一般的に妖怪は人間を一方的に蹂躙するのが当たり前であるがみゅうに関して例外であった。妖怪の中には妖術で内臓を破壊しようとしたり、溶岩や酸を発生さして溶かそうと試すが、みゅうの前では無意味に終わってしまう。


すると妖怪たちは諦めて周りの木を怒りませに個々の力で薙ぎ払い去っていた。


そんなこんなで朝になり、みゅうは何事もなかったように可愛らしいあくびしながら目覚める。

みゅうの左腕が光っていた。みゅうは周りに木が半径五百メートルくらいなくなっているのには気づく事はなかったが、きらきらな光には驚きを隠せなかった。

みゅうは一言こう言った。


なんで光ってるん?!!?!!!


遠くから一人の死神は光を感じる。


なんだ?あの光は?












評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ