表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/70

教室にて

ホームルームにはなんとか間に合った。

さっきあんなことがあって転入生とは気まずいし、人々の前に立つのはストレスだ。だが、引き取られたばかりの私生児という特殊な彼女の立場から、自己紹介の時は側についていたほうが良いだろう。


「ヴィクトリアさん。お疲れ様でした。ではローラさんはみんなにご挨拶を。」


担任のクリストフ先生が自己紹介を促した。


「はい。ローラ・ニクソンです。半年前、ニクソン伯爵家の三女になりました。

私はヴィクトリア様の事を世界で一番尊敬していて、彼女のことが大好きです。まずは彼女の親友になるべく研鑽を積み、今度の試験で首席を取る事をここに宣言します。」


ローラの形の良い小さな唇は不思議な言語を発した。

教室はざわつきを増し、彼女に対する好悪様々な言葉が聞こえる。


ヴィクトリアは現実逃避してしまった。だが、このままいるわけにもいかない。彼女は席に一刻も早く着きたいのだ。


「頑張ってください。負けません。」

ヴィクトリアはそれだけ話して席に戻った。


しばらく教室を沈黙が覆ったが、クリストフ先生が気を取り直したように手を打ちホームルームを終わらせた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ