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ランチは吹雪とともに

(他者視点)


(王太子側近)


皆様こんにちは。

先程空気になっていた側近Aです。

みんな大好きヴィクトリア様の隠れファンです。

表立っては勿論アレックス様の賑やかしです。

黒色の髪と目をしていて、影が薄いですが一応は歴史あるブルドン侯爵家の次男です。

眼鏡をしていて知的ぶっていますが、試験では万年三〜六位くらいです。

言っておきますがこれより上位が異常です。

ヴィクトリア様は毎回満点ですし、たまに満点を超えてきます。

え?そんな制度あったの?って見るたびに思います。

ですが教師に内容を聞いてみると、満点以上差し上げないとそれは教育機関としてダメだよなってレベルの回答をしています。

人生二回目かと思い、『もしや転生者ですか?』

と幼少期にお聞きしたら、ヤバい薬やってるやつだと思われたみたいでチラッと一瞥して一言も喋らず去っていかれました。痺れました。

え、ドMなんだろどうせって?勿論です。あれからドドドMと言っても過言ではなくなっちゃいましたね。

ヴィクトリア様に人生狂わされちゃった!てへぺろ。


二位のアレックス様も本当にすごいです。時代が時代なら傲慢になって鼻高々。自信に満ち溢れた王になってたんじゃないですかね。なりませんでしたしなれませんでしたけど。

彼もヴィクトリア様対策問題としてうちの学年にだけ出される鬼のような問題をたまに解いて満点をとったこともあります。その時はヴィクトリア様が満点超えてましたけど。



現実逃避をしていましたが、只今食堂は冬になったかと思うくらいの空気です。

いつもは紳士・淑女の卵たちが和やかにランチを召し上がっているのですが、今日は極寒の地と化しています。

それもそのはず。ヴィクトリア様の前にアレックス様、横にローラ様が座っているのですが、ローラ様の猛攻が凄いんです。

ヴィクトリア様が喋らなくても良いように、市井にいた頃の面白い犬とか猫の話をしています。貴族社会とは飼っている種類が違いますので、興味深そうに話を聞いていらっしゃいます。


アレックス様も身内ネタで対抗しようとしますが、全て

『私もヴィクトリア様と湖を見に行きたいです!今度の土曜に行きませんか?』等と話題を奪われています。

幸いヴィクトリア様には予定があったので断っていらっしゃいました。アレックス様はホッとしたご様子です。ですが彼を以てしてもいまだに話の主導権を握れずにいます。

ローラ・ニクソンは油断大敵な娘のようです。



お前は転生者なのかって?ええその通りです。この乙女ゲームのインテリ眼鏡枠です。ゲームでのヒロインだったローラは何故かヴィクトリア様にラブの矢印向けてますけど。百合ゲーではなかったんですが。

え?私が攻略対象者でなくモブになってないかって?人生二回目だからってそんなに上手くいきません。

というか絶対もうこの状況乙女ゲーじゃないですよ。

きっとヴィクトリア様が主人公の経済チート系じゃないですかね?金の力で世界を変える!みたいな。


願わくば彼女の輝かしい人生の端っこにでも、我が王太子殿下とこの側近Aを置いてくれると嬉しいです。


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