表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/70

他者から見た彼女


「あ、ヴィクトリア様よ。

いつも堂々とされていて、美しいわ。」

「本当に!流石栄えあるリヒター公爵家の娘ね。」


「まだ婚約者をお決めになってないんだよな。」

「ワンチャンあると思うか?」

「鏡見てから言えよ。」


ざわざわざわつく周囲を一瞥もせずに進んでいく女性がいる。彼女、ヴィクトリア・リヒターは有名な才女だ。

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花を地で行くその姿は王立学園の人々だけではなく、社交界でも評判だった。

彼女は王太子と結婚すると思われたが、それを二年前にリヒター公爵家が断ったことは社交界では公然の秘密であった。

あの評判の良い方が断られるとは、彼女を射止めるのは誰なのかとますます関心が寄せられていた。


彼女はいつも多くは語らないが、端的で鋭い言葉遣いをする。淑女としては異例だが、最近の女性の社会進出が進んだ風潮では尊ばれていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ