惨めないじめ
この作者は物語自体が初で、この場で練習程度に載せていきます。至らない点がございましたら、ズキズキ言ってもらって構いません。…むしろ貶してください。お願いします。
ちなみに、なろう系と言われる作品はあまり好きではありません。むしろ嫌いです。でもでもでも、ゼロから始める物語や、祝福をする作品は好きです。
是非、この作品を厳しい目でご覧下さい。
『バシャーン』
教室の隅で水の叩く音が響く。
近くには多様な文字が書かれた机がある。
両手に持っていたバケツを右手に持ちかえた。腕を振り下ろし、青色のバケツを水の上へ置いた。
皆の視線は一つのモノに集まった。
「あー床が濡れちゃったじゃないか〜。」
1人が笑みを浮かべた。
すると冷めた表情でモノに言い放つ。
「拭けよ。」
するとモノは机に置いてある雑巾で体を拭き始めた。
「おい、逆だろ。」
1人の男が言う。
するとモノは手を止め、床を拭き始めた。
「「「ハッハッハッハッ」」」
3人の笑い声が教室に轟いた。
周りの者はその惨劇をただ見ているだけだった。
誰も、誰一人として彼を助ける者は現れなかった。
彼は考えられなかった。なぜこうなってしまったのか。考える余裕すら彼には与えられなかった。
『ガラガラガラ』
黒板近くの扉が開いた。そこからダボダボのジャージを見にまとった先生と思しき人物が中に入ってきた。すると、教室に散らばっていた生徒が一斉に机に座った。
「ホームルーム始まるぞ。席につけ。」
先生は教室を一通り見渡した。ふんわりとした髪が並ぶ中、異様に濡れた髪と服装をした生徒が目についた。だが彼もまたヒトとして見なかった。そのまま何も言わず、ホームルームが始まった。