馬鹿と煙は
馬鹿と煙は高い所が好き。
そんな諺を聞いた事があるだろうか。
「馬鹿」というと
大抵は貶し言葉に使われ
頭にくる人も多いだろう。
だが、「馬鹿」というのは
本当に
貶す事しか意味を持たないのだろうか。
何かに熱中している人の事も
「○○馬鹿」と呼ぶ。
箍が外れたように
飽きもせずにやり続け
それ日常の中心になる。
何かに熱中し
高い所を目指していくのなら
「馬鹿」というのも
悪くない。
それなら私も
「馬鹿」で良い。
馬鹿と天才は紙一重。
きっと
「天才」と呼ばれる人達は
きっと
馬鹿になったように
毎日練習したのだろう。
「馬鹿」のように積んだ練習の上に
「天才」という称号を
得たのだろう。
馬鹿と煙は高い所が好き。
後ろを振り返らず
横目もくれず
ただひたすら
上を目指す。
その形が消え失せるまで
誰も届かぬ
高みを目指せ。