新たな力
体調不良が治りましたぁ、、、遅れてごめんなさい( ˘ω˘ )
あと3話ほどで街に行きたいと思っているので、待っててねー!
うむむ...と、スキルメニューと睨めっこして数分、習得するスキルを決めた。
習得するスキルは『呪魔法』理由は血と呪って相性良さそうだなぁ..って言うすっごい単純なもんだけど。
うーん…ちょうどいいし、溜まってたスキルポイントとステータスポイントを振り分けようかなぁ。レベルもクエストクリアと、黒騎士ぶっ倒したので結構あがったしなぁ。
よし、やるか。
てことでこうなりました。
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name レイ 《ランク2》
吸血鬼 《男爵級》LV7/30
1JobLVMAX《盗賊》ランクアップ可能
2JobLV10《メイド》
HP5100/5100⤴︎700up MP6100/6100⤴︎700up
ATK 100⤴︎50up AGI 1000⤴︎250up DIF 25 MIN 25
STR 100⤴︎50up INT 500 DEX 50⤴︎25up LUC 100
ステータスポイント残り 0
スキルポイント残り 21
《種族スキル》
吸血LV1 再生LV1 霧化LV2 血魔法LV5⤴︎2up 飛行LV1
《スキル》
隠密LVMax 暗殺術LV3⤴︎2up 気配察知LV2 歩法LV3
軽業LV2 礼儀作法LV3NEW 家事LV5NEW
ルビリア王国流メイド術LV2NEW
短剣術LV5 死霊魔法LV3 呪魔法LV1NEW
《称号》
【死の王】デスペナルティ時のステータスダウン無し
《死霊魔法》獲得
【先導者】レベルアップ時スキルポイント+2
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うん。なんかいろいろ凄いことになってた。特に職業とかさ。メイドはわかってたからいいんだよ、でもさ、盗賊レベルMAXは予想もしてなかったわ。
さてさてなにに進化できるんでしょかねー。
下記の選択肢から選んでください。
◦兇賊
◦暗殺者
◦忍者
◦ネクロマンサー
◦骸使い
うっわ、スッゲェ悩む!!
見るからにレアな職業とかあるし。うーわ、どうしよ、めっさ悩むなぁ。こういう時はジーンさんに聞くか。
「ジーンさん、あの、職業が進化したんですけど、選択肢がいっぱいでてて……」
ジーンさんはあら、と微笑みながら僕の職業画面を見て、驚いた様子で口に手を当てた。
「...凄いわねぇ、ここまで選択肢があるのはとても稀なのよ?それにしても...骸使いは聞いたことがないわね...他のは分かるから説明してあげるわ」
かくかくしかじか...
ジーンさんに説明された内容はこうだ。
⚪︎凶賊とネクロマンサーは見つかったら指名手配される職業であること。暗殺者は大丈夫ならしい。
⚪︎忍者は刀と短剣を使える職業で、暗殺者より少し強いぐらい。
⚪︎骸使いは聞いたことがなく、想像できないと言う。
⚪︎ちなみにオススメは骸使い。理由は面白そうだからだそうだ。
あと、暗殺がしたい事をジーンさんに言うと、とっても良い事を教えてもらった。
なんでも、メイドがランクアップすると、以下の三つが俺なら選べるらしい。
⚪︎戦闘メイド
⚪︎家事メイド
⚪︎暗殺メイド
コレを聞いて、俺は骸使いになる事を決めた。
『《骸使い》にランクアップしますか?』
『Yes or No?』
イエス!!
『スキル〈骨生成〉〈スケルトン召喚〉〈骸使い〉を獲得しました。』
おおー、結構ゲットしたなー。
どんなやつなんだろ。試してみるか!
「《骨生成》」
すると、目の前の空中に骨が一本現れた。人間の脚の骨みたいな一本だけのまっすぐな骨が。
え?これだけ?いやいやまさかそんなわけないよな?ないよね?
次は手のひらに出現するように使う。
「《骨生成》」
すると今度はしっかりと同じ形の骨が手のひらに現れた。先ほど出した骨と比べてみてもなんら変わった所のないただの骨。
「ウッソやろコレ...しょぼくね?」
ならば次は、形を変えて長くし、片面を鋭くした骨の刀をイメージして作る。
「《骨生成》」
すると先程出した二本の骨がチリとなって消え、思い描いた通りの刀が現れる。どうやら出せる骨の量には限度があるみたいだ。
どのくらい切れるのか試してみる事にする。
「ジーンさん、ちょっと新しいスキルを試してくるよ。少ししたら戻るね」
「わかったわ。気をつけてね?でも。私たちもちょっと準備することがあるから、ちょうど良かったわ」
「なんの準備をするの?」
そう聞くと、ジーンさんは怪しげに笑って、「秘密よ」と言った。
まぁいいか。とりあえず敵のところまで行こう。
***
しばらく歩いていると、初めて見る魔物と出会った。そいつは漆黒の毛並みに金の瞳を持つ狼で、どうやらハイドで隠れている俺のことにも気づいているようだ。
やはり嗅覚か...?いや、そんなことよりこの廊下でどう戦うかだ。一本道で逃げ場はない。一応いくつかの新スキルをぶっつけ本番で使うってのもアリだしな... まぁいい、まずは...敵だ。
十メートル程開き、睨み合うこと3分ほど、先に動いたのは俺だった。
「《 血晶爆》《縮地》」
即座にニードル型の 血晶爆を三本作り、狼の足元に向かって投擲して、即座に縮地をする。
狼は足元の血晶爆をバックステップで避ける...想定通り。
バックステップの為に空中に浮いた瞬間、俺は狼の懐に入った。
右足を地につけ、腰を回すように刀を振り抜く。狼の首をふわりと撫でるように...一閃。
刀を切り返し、吹き飛ぶ狼の懐に縮地で入り、斜め上から振り下ろし、燕返しの要領でV字に切り上げる。
コレで敵のHPは半分を切り、イエローゾーンに入った。
『シャアッァァ!!』
4撃めを繰り出そうとしていた俺の腕を、足場にして斜め前にジャンプし、狼が着地する。
俺は縮地で加速しながら狼の眉間目掛けてトドメの突きを放とうと右脚で着地し、グッと力を溜めた..瞬間、ズブブッと俺の脚から首にかけての広範囲に狼の影から伸びた黒い槍が突き刺さった。
すぐに手首を返し、体に刺さった槍を切りたち、バックジャンプで大きく間合いとった。
だが、次から次へと襲いかかってくる影の槍に、俺はなすすべもなく貫かれ、爆散した。




