表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/31

第6話 弟は優秀

エリオルは子供の頃から大変愛らしく、


非常に優秀だった。


シュナイダー家はおそろしいほど田舎にあるので、


家庭教師のなりてはなかった。


そこでかつては王立の大学で研究をしていた父のヨハンがエリオルとリーニャに勉強を教えていた。


リーニャの出来は普通だったが、


エリオルは大変優秀だった。


また、エリオルはある時から


強くなりたいと言って、


剣の修行をしたがった。


しかしヨハンは勉強はできたが、


剣はからきしだったし、


シュナイダー家はおそろしいほど田舎にあるので、


稽古をつけてくれるひとも見つからず、


エリオルは独りで剣の稽古に励んでいた。


エリオルが10才のときに、


たまたまヨハンが王立大学にいたときに親しくしていた


カインが修行の旅の途中でシュナイダー領に立ち寄った。


カインはそのとき既に騎士団長を引退していて、


気楽な修行の旅に出ていたのだ。


ヨハンはカインを歓待し、


カインはしばらくシュナイダー家に滞在することになった。


そのときエリオルが剣を独学で修行しているときいて、


宿代替わりだと言って、


エリオルに稽古をつけてくれることになった。


カインはすぐにエリオルの剣術の才能があると気づき、


熱心に指導した。


最終的にはエリオルを一端の剣士にすることが、


最後の仕事かもしれないと言って、


ついにはカインはシュナイダー領に定住してしまった。


エリオルはメキメキ頭角を現し、


シュナイダー家のエリオルは非常に優秀だとすぐに噂が広がった。


エリオルは眉目秀麗でもあったので、


エリオルへの縁談は、


次々舞い込むようになり、


かなり高位な貴族からも是非婿にと乞われるようになった。


シュナイダー家は田舎の貧乏伯爵家だったので、


シュナイダー家はエリオルではなく、


リーニャが婿をとって継げば良かったので、


「シュナイダー家のことは気にせず、


どこかに婿に行ってもいいのだぞ弟よ!!( *・ω・)ノ!!」


リーニャはそういったが、


エリオルは見合い話も婿にいく話もなんだかんだ理由をつけて断ってしまった。


リーニャはエリオルの縁談を心配したが、


リーニャが心配すればするほど、


エリオルの機嫌は悪くなった。


「かーさま!!( *・ω・)ノ!!


かーさまはエリオルの縁談についてどう思いますか??( *・ω・)ノ??」


困ったリーニャはある日ジルに相談した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ