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第4話 母と娘

「美味しい!!( *・ω・)ノ!!


もう一杯!!( *・ω・)ノ!!」


ジル特製の海老のシチューはあっという間にリーニャの皿から消えた。


「はいはい。


リーニャは本当に海老のシチューが好きね。」


母のジルはニコニコしながらおかわりをリーニャの皿によそう。


「ただの海老のシチューじゃないよ!!( *・ω・)ノ!!


かーさまの作ったシチューが好きなんだよ!!( *・ω・)ノ!!」


リーニャはニコニコしながらおかわりをくれるジルにありがとうと言った。


「まぁまぁ!!!リーニャ!!!!!」


「かーさま!!( *・ω・)ノ!!」


ガシーーーーっ!!!!


シチューの入った皿を机に置いたリーニャと、


母のジルは両手を広げてあつい抱擁を交わした。



「二人は仲がいいねーーー」


「…………………………………………………」


父のヨハンはそんな二人をのほほんと見守り、


弟のエリオルは黙って食事を続けた。


いつものシュナイダー家の食卓だった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「あ!!そーだ!!


かーさま!!( *・ω・)ノ!!


エリオルのお嫁さんの件なんだけど!!( *・ω・)ノ!!」


「ブフッ!!!!!」


エリオルはシチューを吹き出した。


「まぁまぁエリオル、お行儀が悪いわよ!」


ジルがおっとり言いながら、


エリオルが吹き出したシチューを拭いた。


「そうだ!!( *・ω・)ノ!!


エリオル!!( *・ω・)ノ!!


お行儀が悪いぞ!!( *・ω・)ノ!!」


リーニャがキリリとした顔でエリオルに言った。


「あ、あねうえに、ゲホっ!!


あねうえにいわれたくは、ゲホっ!!ゲホっ!!


な、い、ゲホっ!!


シチュー何杯目ですか!!?ゲホっ!!」


エリオルは咳き込んで涙目になりながら言った。












「5杯目だ!!!( *・ω・)ノ!!


かーさま!!もう一杯!!( *・ω・)ノキリリ」


リーニャは一瞬にして5杯目を食べ終えると、


6杯目のシチューをジルに要求した。








「うーん。。そうだねー6杯目はちょっと食べ過ぎかなー。」


その辺で止めといたらとヨハンが言った。


エリオルはまだ咳き込んでいた。




「チェッ!!( ・ε・)!!


まぁいいか!!( *・ω・)ノ!!


切り替えて、


かーさま!!


エリオルのお嫁さんの件なんだけど!!( *・ω・)ノ!!」










「ごちそうさまでした!!!!!」


エリオルは大声でそう叫ぶと、


リーニャの手を強引につかんで無理矢理リーニャを引き連れて食堂を出ていった。








「かーさま!!!( *・ω・)ノ!!!」



「リーニャ!!!!!」



引き離されるリーニャとジルはまるで引き裂かれる恋人のようだった。







「本当に仲がいいよねー。」


ヨハンはのほほんとそういうと、


あの子達流石にちょっと行儀悪いねーと言って、


のんびり食後のコーヒーをいれはじめた。


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