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第28話 またね

「あねうえ!!!


何してるんですか!!!


離れてください!!!」


エリオルは真っ赤な顔で、


涙目になりながら、


リーニャをノルドから離れさせようと、


必死に引っ張りながら怒鳴った。


「エリオル!?( *・ω・)ノ?!


何怒っているの??( *・ω・)ノ??」


リーニャはべりっとノルドから剥がされながらエリオルに聞いた。


リーニャとしては感謝の意味をこめていつもエリオルにするみたいに抱きついただけなので、


なんでエリオルが怒っているのかわからなかった。


「び、びっくりした……………」


一方抱きつかれて匂いを嗅がれたノルドは顔を真っ赤にして、


汗をびっちゃりかいてまるで茹でられたようだった。


「ノルドさん!!


ここまで送っていただいてありがとうございました!!


姉が大変失礼なことをしました!!


姉は、姉はちょっと変わってて、


うれしいと抱きつく癖があって、


だから、だからさっきのも深い意味はないので忘れてください!!


もう二度と会うことはないでしょうけどお世話になりました!!」


エリオルはヤケクソ気味に一気にそういって、


ガバッと勢いよく頭を下げると、


リーニャの手を引っ張って、


教えてもらった入口の方に向かってズンズン歩き出した。


「あ、待って…」


ノルドは慌てて二人に声をかけたが、


誰かに見つかると不味いので、


二人を追いかけることはできないと気づき、


結局その場でおろおろしながら、


二人を見つめるだけだった。


「ノルド!!( *・ω・)ノ!!


またね~~!!( *・ω・)ノ!!」


リーニャはなんだかよくわからないまま、


エリオルに引っ張られながら、


空いている方の手でノルドに手を振った。

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