第24話 迷子と握手
「ふむ!!( *・ω・)ノ!!
そういう事情なら黙っててあげてもよいぞ!!( *・ω・)ノ!!」
リーニャはなぜか偉そうに言った。
「あ、ありがとう!!!」
マシュマロ少年はなぜだかとても喜んでリーニャに礼を言った。
エリオルはなんだかこの少年を騙しているような気分になった。
「それで君たちはなんでここに?」
マシュマロ少年は話をもとに戻した。
「む!!!( *・ω・)ノ!!!
それはな!!( *・ω・)ノ!!」
「それは???」
マシュマロ少年は小首をかしげてリーニャの答えを待った。
「我々は迷子だ!!!( *・ω・)ノ!!!」
リーニャはなぜだか堂々と宣言した。
「そっか~~~~」
マシュマロ少年はリーニャの答えを素直に受け入れた。
エリオルはなんだかいたたまれない気持ちになった。
「じゃあ私がわかるところまで連れていってあげるよ。
どこに案内すればいいかな?」
マシュマロ少年はお菓子を片付けながらリーニャに聞いた。
リーニャはヨハンに待っているように言われた応接間に戻りたいと思い、
応接間の内装などを説明すると、
マシュマロ少年はわかったと頷いた。
リーニャとエリオルもお菓子を片付けるのを手伝って、
3人は仲良く小屋を後にした。
「そういえば少年!!( *・ω・)ノ!!
名前はなんて言うの??( *・ω・)ノ??」
リーニャはまだマシュマロ少年の名前を聞いてなかったのを思いだして聞いてみた。
「私は………私は、私の名前はノルドと言うんだ。」
「へぇ!!私はリーニャ、
こっちは弟のエリオル!!( *・ω・)ノ!!
よろしく!!!( *・ω・)ノ!!!」
リーニャはノルドに向かって右手を差し出した。
ノルドはちょっとビックリしながらも、
おずおずとリーニャと握手した。
ノルドはリーニャの手が小さくてびっくりして、
リーニャはまっしろでふっくらしたノルドの手がプニプニしていて気持ちが良かった。




