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第21話 マシュマロ少年

お食事前、お食事中の方は若干注意

リーニャは小屋の中のマシュマロみたいな少年をもう少しよく見ようと身を乗り出した。


ガタッ




リーニャは扉に当たって音をたててしまった。



『マズイ!!!!!』



リーニャは慌てたが、


リーニャよりも小屋の中のマシュマロ少年の方が慌ててしまった。













「~~~~~~~~~~~!!!!!!!」









少年は喉を飴玉でつまらせ、


みるみるうちに真っ青になった。


リーニャは慌てて小屋の中に飛び込んで、



「大丈夫!!!?!( *・ω・)ノ!!?」



マシュマロ少年のまあるい背中をバンバン何度も叩いた。






コロコロコロコロ…………


喉につまらせた飴玉が転がっていった。







マシュマロ少年は無事喉につまらせた飴玉を吐き出せた。


「ゼーッゼーッゼーッ、し、死ぬかと思った。」




「あ~~~~~( *・ω・)ノ


びっくりした~~~~~大丈夫??( *・ω・)ノ??」


リーニャはマシュマロ少年の背中を優しくなでながら聞いた。



「だ、だいじょうぶ、………………………



ってお前は誰だ!!!!!!」



マシュマロ少年は正気を取り戻すと、


リーニャを指差して叫んだ。




「お前とはなんだ!!!( *・ω・)ノ!!!


命の恩人に対して失礼なやつだな!!!( *・ω・)ノ!!!


せっかく助けてあげたのに!!!( *・ω・)ノ!!!」



リーニャはバジバシ地団駄を踏みながら憤慨した。




「あ、そうか………ごめん…………」



「まぁ素直に謝るなら、許してやろう!!( *・ω・)ノ!!」


リーニャは偉そうに言ったが、


マシュマロ少年を助けたのはリーニャだが、


マシュマロ少年を命の危機に追い込んだのもリーニャであることを


二人は気づいていなかった。


マシュマロ少年はリーニャに怒られてしょんぼりしてしまった。





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