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夏生詩集3

校庭のど真ん中

作者: 夏生

校庭のど真ん中に立つ


やわらかい砂地面


見上げれば空が


いつか見たときと同じ


やさしくて


広くて


まあるくて


清らかな空が


あった



走った


走った


どこまでも行ける気がした


どこまでもどこまでも



鬱々としたこと


胸奥に走ったいくつかの


どうしようもない


痛みは


切り捨てて


ああ


大丈夫だ


この空が健在なら


きっとこどもたちも


憂うな


悔やむな


思い悩むな


諦めることなんかない



夕焼けが夕闇に変わるまで


私は走った


校庭のど真ん中を


いつの間にか


息子も一緒に









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