表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍は私を守護してくれる ~神秘のお守りと、幼馴染との再会から始まる冒険譚  作者: 無海シロー
第一章 伝承 ~鬼浪一族編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/64

2.夢と想いの始まり

「きれい♪」

 少女は青く澄みわたる空に珠をかざしながら瞳を輝かす。

 直径は二センチほどで、少し青みのかかった小さな珠である。

「お星さまがうかんでいるみたい」

「そうか、お星さまか」

 父親は膝の上に抱えた少女の頭を撫でながら微笑む。

「お星さまにいきたい♪」

「好きだものな。大人になったら行けるようになっているかもな」

「ねぇ、おとうさん。なにかいる?」

 少女はなおも覗き込みながら父に訊ねる。

「見えるのかい?」

「ちいさな……りゅう?」

「龍が分かるのか?」

 驚きながらも父親は優しく問いかける。

「そういっているような……わかんない」

 首を傾げる少女だった。本人もよく分からないらしい。

「どういう風に見えたかな?」

「さびしそうだった。おそらにかえりたいのかな?」

「空か……そうか……」父親は空を見上げ少女に訊ねた。「その珠が気に入ったかい?」

「うん。すき♪」

 笑顔で頷くのだった。

 父親は少女から珠を受け取ると首にかけていた古い小袋に戻す。

 そして少女の首にそれをかけてあげるのだった。

「今日から、これはお前の守り神だ」

「まもり……?」

「いつか知る時が来るのかもしれないな」

 父は娘の頭をなで続けた。

 少女は嬉しそうに胸の袋を握りしめるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ