礼を尽くして
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「―――ジョーンズ=ブリアント教授、貴方を黒神龍学園に誘いに来ました」
目の前の老紳士にそう告げる八雲をブリアントは静かに見つめる―――
そして静かに語り始める。
「陛下……そのお話はカタリーナ=ロッシから伺っておりましたが、私はもう歳でお断りしたことです」
先ほど出来ることは何でも礼がしたいと言った手前、改めて直接八雲に断るのはブリアントも良心が痛むため、やや俯き気味にそう答えた。
「先生、間違っていたなら謝りますが、先生が断っておられたのはお孫さんのことがあったからではありませんか?」
八雲の言葉にブリアントは一瞬、その目を細めてから静かに瞼を閉じるとその問いに答える。
「正直に申し上げましょう……確かにその通りです。あの様な状況だった孫娘を置いてティーグルまで出向くというのは余りにも耐えられない。ですからカタリーナ君の要望に応えることは出来なかった」
八雲が思った通りのことを吐露したブリアントを八雲は当然責めるつもりなどない。
むしろ家族を大切にする者に八雲はこれまでも敬意をもって接してきた。
「先生……先生にとって経済とは何ですか?」
「え?経済とは……」
先生と呼ぶ八雲から、まるで生徒のような瞳を向けられて質問されたブリアントは一瞬戸惑ったが、
「経済とは―――世の人々が豊かな生活を送るためには、その需要に応じて物などを生産し、充分にそれらに供給出来るための精度の高い仕組みが必要になる。何故ならばこの世にある資源には希少性があり、自分が何かを手に入れようとするためには他の物を諦めなければならないことも起こりうる。経済とは、それらのことを調整する仕組みであり、経済学とはその仕組みを研究、実施するための学問になる」
「その経済において重要な物は何でしょう?」
更に続けて八雲は問い掛ける。
「人々による経済で重要な物、それは貨幣と取引だ。物々交換も取引ではあるが、やはり貨幣を用いた売買という取引形態が重要だ。貨幣は取引を円滑に進める以外にも、短期的に価値が変動しにくいため価値が貯蔵出来て商品の価値を計算する尺度となるものだ」
ブリアントの理路整然とした答えに、八雲は心から感動した。
「素晴らしい……先生、その先生の経済学は、これからの世界でもっと広めていかなければいけないものです。どうか―――黒神龍学園に来て下さい」
八雲はソファーから立つとブリアントに向かって深く頭を下げて懇願した。
「陛下!?……どうか頭を上げて頂きたい」
ブリアントは八雲の礼に戸惑うが、八雲はそのまま微動だにせず言葉を続ける。
「先生、俺は本当に尊敬出来る相手には心から礼儀を尽くすのが当然だと常々思っています。人は本当に心から尊敬出来る相手には自然と頭を下げるものです。俺にとって先生は頭が下がる御方なんです」
ラーンとグラハムドもまさか八雲が頭を下げるとまでは思っておらず、困惑していた。
「……陛下、ひとつお伺いしても?」
ブリアントの声に八雲はゆっくり頭を上げる。
「何でしょう?」
「陛下にとって経済とは?どのようにお考えでしょうか?」
ブリアントは八雲にとっての経済に対する思考を知りたかった。
その問い掛けに八雲は少し考えてから―――
「経済は万人に与えられた手段であり、その真の目的は核心をより良く変えていくことです」
―――ブリアントを真っ直ぐ見つめてそう答えた。
「オオォ……」
八雲の答えにブリアントはこの歳になるまで、今でも毎日自問自答する経済学に対してひとつの答えを見出したような高揚感を覚える。
「なるほど……陛下はこの世界を変革されたいのですな」
「それも良い方向に、ですけどね!」
はにかんで答える八雲の言葉にブリアントも思わず笑みが零れる。
「このような老いぼれがどれほど陛下のお役に立てるのか分かりませんが、それでも良いとおっしゃられるならば、喜んで黒神龍学園に参りましょう」
「本当ですか先生!―――ありがとうございます!」
承諾を得た八雲は心から喜びが込み上げる。
それから学園の体制やその運営に掛かる資金についてもブリアントと語り合い、トレーラー馬車の収益を学園運営に回すという新たな仕組みに興味を強く魅かれていた。
特に燃料資源を消費せずに人や物資を輸送するトレーラー馬車のシステムは理想の経済を円滑にする手段になり、歳を取ったブリアントに再び経済学者としての生気を湧かせるのに十分な題材だった。
話し合いは日が暮れるまで続き、八雲にとっても有意義な時間が過ぎて行った―――
―――最後に今後の学園の進捗について話してからブリアント邸を後にして、八雲達は黒の皇帝へと戻る。
その帰り道に八雲がグラハムドに問い掛けた。
「―――ところで、あの夢魔獣って一体どういう魔物なんだ?」
するとグラハムドが前を向いたまま答える。
「夢魔獣は見た通り人に憑りつき、ずっと眠らせ続けることでその人間の生気を吸い取り、やがて死に追いやります」
「まるで悪霊だな……」
「亡霊などの類いは憑りつけば動き回って周囲に被害をもたらしますが、夢魔獣は逆に目覚めさせることなく大人しくしているのが特徴ですな」
「でも、どうしてエミナリアに憑りついたんだろう?何か理由があるのか?」
「夢魔獣はあの様な見た目ですが悪知恵が働くのですよ。裕福そうな家庭の、しかも比較的若者、子供などを狙います。そうすれば見捨てられることもなく生き長らえるように世話もされますからな」
「なんてヤツだっ!もっと長く痛めつけるべきだった」
爆散させておいてそれ以上に痛めつけたかったという八雲にグラハムドとラーンは戦慄していたが、
「―――ところでグラハムド」
「ハッ、なんでしょうか?」
「あの夢魔獣だけど、お前なら瞬殺で倒せただろう?どうして自分で倒さなかったんだ?」
八雲は夢魔獣がグラハムドに向かって行った時、恐怖で引き下がって外に逃げ出したのを見逃していない。
引き摺り出せるグラハムドがそのまま倒すのも簡単なことだっただろう。
「―――ああ、そのことですか。確かに魔神である我の力であればあの程度の魔物、簡単に塵に出来ます。ですが、主はあの人間にどんな形でも恩を売っておきたかったのでしょう?」
その返事に八雲はグラハムドが自分を気づかっての行動だったということに初めて気がついた。
「グラハムド……お前、俺のために……」
「我は魔名を預けた相手に尽くすことが使命。当然です」
得意気な顔で答えるグラハムドに八雲は―――
「グラハムド!―――ご褒美!!!」
「へっ!?―――ハァウウゥンッ♡♡!! ちょ、ちょっ!主ィイイ♡♡!! どうして!?アハァアア♡♡/////」
―――股間につけられた黒いリング状のピアスがバイブレーションを発動して、突然の振動にグラハムドは色っぽい声を上げてその場にへたり込む。
「いやぁ♪ そろそろこれが快感になってきて、ご褒美に思えるくらいになったかなと思って♪」
「だ、誰がっ!? あっ♡! あっ♡! んんっ♡! た、たしかに♡♡/////」
八雲の言葉に自分の中でこの拷問が快感に変わってきている感覚に目覚めるグラハムド。
「ラーンもブリアント先生を護ってくれてありがとな!」
「―――私はそんな褒美はいりませんから」
「早っ!?まあ、でも防壁で護ってくれたことには本当に感謝している」
「我が主の目的を最優先したまでのことです」
「なにこれ?ツンデレ?」
そんなやり取りをしながら三人は天翔船へと戻る道を、以前より少し打ち解けて進んで行くのだった―――
―――船に戻った八雲の自室で、
「さあ、ふたりとも……ここからは奉仕の時間だ。何をすればいいかは、分かるよな?」
大きなベッドの縁に座る八雲の前で、膝を曲げて座り込むラーンとグラハムド―――
M字開脚でしゃがみ込んでいるふたりの履いた黒いタイトスカートは、形のいい尻が丸見えになるくらい捲り上がり、丸見えになった股間には下着はなく、丸見えになったそこには黒いリングのピアスがある。
八雲は敢えて振動させず、付与した『神の手』スキルの効果だけをジワジワとリング快感を伝達させていく。
「ハァハァ……な、なに?……か、身体が……熱く……/////」
「こ、これは……まるで主に触れられた時のような……くぅ/////」
振動していないためピアスから快感が流れ込んでいると気がつかないふたりに八雲はニヤリと笑みを浮かべて、
「あれあれ?ふたりとも、まだ何もしていないのにそんなに欲望を溢れさせて、一体何を期待してるんだ?」
ふたりの様子を見つめながら言葉で責める。
「こ、これはっ!?/////」
「わ、我は粗相などしていない!/////」
これでもかというほど顔を赤くして否定する堕天使と魔神の姿に、八雲の中の獣が頭をもたげる。
「まあいいさ。それより、奉仕の仕方はこの前やって分かってるな?」
床に座り込んだふたりをベッドに腰掛けて上から見下ろす八雲の視線に、どちらともなく喉がゴクリと音を立てて互いに視線を合わせる。
先に頷いたグラハムドに続いてラーンもコクリと頷くと、ふたりで手を伸ばして八雲の黒いパンツをゆっくりと下ろしていく。
するとその下の下着は既にこれでもかというほど盛り上がっており、その様子を見てふたりの喉は再びゴクリと音を立てた。
そして残った下着に手を掛けて下ろしていくラーンとグラハムドの目の前に、引き摺り出された雄の象徴がブルン!と勢いよく飛び出してきた。
「よし……それじゃあ、ふたりとも。さっき教えた通り、奉仕を始める前の儀式を始めようか」
ニヤニヤとした八雲に見つめられながら、ラーンとグラハムドはお互いに視線を合わせると、その潤んだ唇を左右から差し出して飛び出した逞しい雄の象徴にキスをする―――
「チュッ♡―――我が主、これから主に、心から、ご奉仕させて頂きます/////」
「チュウ♡―――主よ、我の身体を使って気持ちよくさせて頂きます/////」
「ああ―――始めよう」
その合図を切掛けに、ふたりはその美しい口元を這わせるようにして、八雲を求める身体の疼きを自覚していくのだった―――




