第二話 商人
西堂丸 北条氏康の長男
母上=今川雪 氏康の正室 今川氏親の三女
御祖父様=北条左京大夫氏綱 北条早雲の嫡男
駿河の大叔父上=北条駿河守長綱 氏綱の三弟
藤衛門=宇野藤衛門定治 相模の商人
満姉上=北条満 氏康の四妹 西堂丸の叔母
千代姉上=北条千代 氏康の末妹 西堂丸の叔母
宗瑞様=伊勢左京大夫氏盛 西堂丸の曽祖父
葛山の叔父様=葛山中務少輔氏広 氏綱の次弟 故人
備中守殿=葛山備中守氏元 氏広の養子
古河公方様=足利左兵衛督晴氏 四代古河公方
天文八年(1539年) 四月 相模国足柄下郡小田原城 当ノ間
北条駿河守長綱
「兄者、失礼しますぞ」
正午が過ぎた頃、当ノ間に来るようにと兄者に呼ばれた。今後の方針でも話し合うのだろう。兄者は昔から負け戦の時よりも勝ち戦の時に多くを悩み、話し合いをしたがる。〝勝って兜の緒を締めよ〟初陣の勝ち戦で兄者この言葉を言われたのは今でも良く覚えている。
「婚姻の話だが、二人には先程伝えた」
「そうでしたか。…二人は何か言うてましたかな?」
戦の前までは纏まっていなかったと思うが、上総での勝利が良いように働いたのだろうか。
「御家の為に役目を全うするのみ、と」
まだ、幼いというのに。…二人は姪だが、身内贔屓なしに見ても立派にお育ちになった。戦国の世でもなければ、想い人と結ばれて欲しいものなのだがな。
「流石は兄者の子ですな」
「あぁ。いつも西堂丸と遊んでばかりいると思うておったが、知らぬ間に確りと国主の娘になっておったわ」
女中達の話では二人とも西堂丸様と遊ぶ様になってから、自分の行いに責任を持つ様になったと聞く。二人の年齢を考えれば、甥というよりも弟に近いのだろう。…兄姉は弟妹を守る責任と義務がある。二人も無意識の内にそのことを感じ学んだのやもしれぬ。
「これで娘達の婿選びは全て終わった。…後は息子共の嫁選びのみよ」
「彦九郎に十郎、それと孫次郎ですな?」
「うむ」
兄者には三人の実子に二人の養子、一人の猶子がおられる。その内で既に妻帯者となっているのは今川家より雪殿を迎えた嫡男の新九郎(氏康)様。兄者の次女である華様を娶らせた養子の孫九郎。そして兄上の猶子である常陸介の三人だけだ。次男の彦九郎、三男の十郎、孫九郎の弟でもう一人の養子である孫次郎は未だに独り身だ。今年で彦九郎は二十歳、十郎と孫次郎は十八歳と既に妻帯者となっていて不思議でない年齢である。
「公家の姫をお望みであれば、某が何人かは紹介できますぞ」
「吉田と甘露寺の縁者か?」
「はい」
某の妻は吉田神社の神主を世襲し半家でもる・吉田家の出身で、某の嫡男である三郎(時長)は名家の甘露寺家より嫁を貰っておる。今の北条の領土と勢いならば公家の連中も嫌とは言わぬだろう。それに、北条の家格を上げるのに公家から嫁を迎えるのは悪い手ではない。
「いや、彦九郎には宮司家の娘を、十郎と孫次郎には武蔵の国衆の娘をと考えている」
「武蔵の国衆は分かりますが、彦九郎に宮司家ですか?」
十郎と孫次郎に武蔵の国人の娘を迎えれば、支持基盤が未だ不安定な武蔵支配が改善されるのは分かる。しかし、彦九郎に宮司家とは如何な狙いがあるというのか。
「新九郎の立場を確実なものとする為だ」
「どういう事で御座いましょうか?」
兄者の言い分がよう理解できぬ。…まるで新九郎様のお立場を彦九郎が脅かしているような言い方をする。某の目から見てもお二人の仲は良く、どこぞの家の様に跡目争いが起きるとは思わぬが。
「…彦九郎本人から言われたのだがな、家臣の中に自分を北条家の次期当主にと騒いでいる者たちがおるらしい」
「な、なんと!」
余りの驚きにそれ以上は言葉が出なかった。
「新九郎は、幼少の頃は不安を感じさせる子であった。学問も武芸も嫌だとすぐに泣く子であった。しかし、今では儂の跡取りとして十分に優秀だ。今ならば安心して後を託せる。…しかし、彦九郎も一国の主になれる器よ。嬉しい事だと喜んでいたが、よもやこのような事になるとは。我が家だけは、お家騒動など起きぬと思うておったが」
跡目争い。確かに我が家には無縁の事だ。なんせ兄弟の仲はどの世代も良好なものだ。兄者と某。新九郎様や彦九郎。西堂丸様の弟妹の溺愛ぶりに至っては一門衆では有名な話である。
「いえ、まだ起きたわけではありますまい。彦九郎本人が報告してきたという事は謀反を起こす気など更々ないという証ではありませぬか」
彦九郎の性格はよく知っている。決して新九郎様を廃して自分が当主になどと考えるような甥ではない。
「うむ、彦九郎もそう言っておった。儂とて疑っているわけではない。彦九郎に宮司家より嫁を迎えるは、その家臣どもを黙らせるためよ。今川家と宮司家の血筋では、例え敵対していようとも今川家の血筋の方が遥かに格上だ」
「そうでございますな。北条にとって今川の血筋は無視できぬものですから」
以前にも触れたが、北条家と今川家の繋がりは七十年も前に遡る。応仁の乱の頃、北条家の開祖である父・伊勢左京太夫氏盛の姉・伊勢伊都は当時の駿河国守護・今川治部大輔義忠殿に嫁がれた。これが両家の交流の始まりであった。その後、父上は義忠様と伊都様の子である氏親様の今川家の家督相続に尽力され今川家の重臣に。そして、二十年の時を費やし伊豆・相模を手に入れた後に兄者が後をお継になられた。
両家の仲は兄者の代でも続き、互いに背を任せ今川家は遠江を北条は武蔵へと領土を拡大した。さらに、新九郎様が元服されると氏親様の息女・今川雪殿を正室に迎えた事で北条家と今川家の関係は三代に渡り親密なものとなった。西堂丸様が四代目となられたのならば、今川家は母親の実家になる。これからも両家は安泰。…そう思っていたのだが。
「そう言えば、藤衛門殿が西堂丸様を訪ねるのは今日でしたかな?」
宇野藤衛門定治。兄者が京都より招いた商人であり、北条家の御用商人の一人でもある。末席ではあるが北条の一門に名を連ねる者でもある。
「うむ。…今頃は、西堂丸の振る舞いに驚いておる頃だろう」
誇らしげに語る兄者だが、何処か不安そうにも窺える。
「いやはや、まさか此度の戦功の褒美に商人の紹介を求めるとは思いもしませんでしたなぁ」
先月の戦での論功行賞の後、兄者が西堂丸様を呼び褒美を与える旨を伝えると、西堂丸様は既に考えていたかのように〝信頼のできる商人の紹介〟と告げられた。考えが有っての事だと言われ兄者も認めはしたが、やはり何をしようとしているのか心配なのだろう。
同日 同城 謁ノ間
宇野藤衛門定治
「お初にお目に掛かります。宇野藤衛門に御座います。御本城様の命を受け馳せ参じまして御座います」
目の前に座る童に頭を下げた。先日、御本城様に呼ばれ、西堂丸様に会うようにと命を受けた。何やら、褒美の話だと聞いたが。…まぁ、何せよ女中達の話を聞くに、西堂丸様は利発で賢い子だというではないか。いずれは北条家をお継ぎになるお方でもある。今のうちに顔を覚えてもらうに越した事はないだろう。
「うむ。此度は遠路遥々、河越から来て貰うて悪かったな。馳走、感謝するぞ」
「……あ、いや、いやいや。滅相もございません」
何とも溌溂と話すものだと思わず驚いてしまった。賢いと言うても、まだ四歳になられたばかりだと聞いていたが…。
「いやはや、驚きましたな」
「ああ、そうだったな。…私は見た目の通り童だが、趣味は読書でな。ほかの童よりは話せる。普段の商いのように相手をしてくれ」
「ははぁ。承知致しました」
私が困惑していると西堂丸様が気を遣うてくださった。なんとも、童に気を遣われるとは…。それにしても四歳で趣味が読書とは。…字が読める事にも驚きではあるが。常人ではないな。
「それで、此度私が呼ばれたのは〝褒美〟についてだとか?西堂丸様、何か御入用の物がお有りで?」
「いや、私が欲しいのは〝物〟ではなくて〝情報〟とお主の〝人脈〟だな」
「〝情報〟と〝人脈〟に、御座いますか?」
人脈ならまだしも、情報となれば北条家には風魔の忍びがいると思うが…。
「あぁ、商人としての〝情報〟だ」
一人考えていると、私の疑問を見透かしたように西堂丸様がお答えになった。
「して、知りたい事とは何で御座いましょう?」
「全て、と言いたいところだが。そうだな…。まずは今売れている物は何だ?」
「…そうですな。近頃では戦も多く、関東では武器や木材、薬などが売れますな。上方では、小田原の職人が作った品なら何でも売れますなぁ」
北条様は二代に渡り職人とその伝統を保護していらっしゃる。その甲斐あってか、精巧で気品を感じると小田原産の品は上方では大層人気がある。
「ほう、そうなのか。それは、父上や御祖父様も喜ばれよう」
よく分からぬ。西堂丸様は何が知りたいのだろうか。
「では、領内の活気はどうだ?商人の目から見た感想を知りたい」
「そうですなぁ…、他国に比べ、町人だけでなく百姓もよく物を買いますので活気は十分にございます」
感想を述べると西堂丸様は満足顔で頷いている。若様と同じく整った顔立ちをしている為か、笑顔になるだけで少し部屋が明るくなった様に感じてしまう。
「百姓が物をよく買うのは、他国に比べ税が低いのが理由か?」
「…………。は、ははぁ。その通りに御座います」
驚く余りなかなか言葉が出てこなんだ。ただの童ではないと理解したつもりでは有ったが、まだまだ分かっていなかった。
北条家は初代宗瑞公の時代より四公六民と他国とは比べ物にならぬ程の低い税制が定められている。また、代替り毎に行われる検地により代官等の中間搾取も行われない。その為、百姓にも幾ばくかの余裕が生まれ、商人から物を買い活気が生まれる。この事を四歳の童が理解しているとは…。
「…なるほど。藤衛門の話は中々に為になる。もっと聞きたいところであるが、今日は次で最後にしておこう」
西堂丸様が一つ声量を上げられた。四歳の童を相手に何を頼まれるのかと緊張してしもうていた。
「ど、どのような事でしょうか?」
「うむ、お主の店で扱って欲しい物がある」
そう仰られて直ぐに女中を呼ぶと、廊下から数人の女中が箱を運んできた。
「これは、なんで御座いましょか?」
「これはな、〝石鹸〟と言って、体の汚れを落とす物だ」
〝せっけん〟など聞いた事もないぞ。体の汚れを落とすと言うが、体など水で洗えば十分だと思うが。
「どうやら納得していないようだな」
「あ、あぁ。いえ、そのような事は…」
鋭いお方だ。この僅かな間で驚いたのは何度目だろうか。ただの童ではないと頭では分かっているのだが。
「いや、仕方あるまい。実際に見せた方が早いだろう」
西堂丸様がそう言うと、〝せっけん〟の箱を持ってきた女中達の中の一人が腕に墨を塗り始めた。残った女中が〝せっけん〟を擦り始め、泡が出てくると墨を塗った女中の腕に擦り始めた。そして水を掛けると腕は墨を塗る前の白い肌に戻っていた。
「な、なんと!……これは、驚きましたな!」
驚きの余り自分が立ち上がっていた事に気づいた。
「どうだ?売れそうかな?」
西堂丸様の方を見ると、悪戯が成功した普通の童の様な笑顔を向けていた。
同日 同城 西ノ間
西堂丸
藤衛門との謁見の後、何時もの様に弟妹達と母上に会ってから自室に戻った。光は少しずつだが走れる様になってきた。顔つきは母上よりも父上に似ている。前世で最後に見たのはまだ十五歳だったからな。今世では花嫁姿を見るまでは死ねないな。松千代丸は言葉を話す様になってきた。初めて話した言葉が〝あにうえ〟だったのは、今でも鮮明に覚えている。私の愛情が伝わったのだろう。親の仇でも見るかの様な母上は少し怖かったが。お腹の中の春もそろそろ会えそうだ。医師が言うには来月の末にはという事だった。早く、小道具職人を見つけておかねば。
それにしても、先程の謁見は面白かったな。石鹸の効果を見た時の藤衛門の顔は面白かった。それからは製造方法を教えて、私にも二割の取り分を納める事になった。最初は半分も取り分を提示してくれたが辞退した。藤衛門とはこれからも懇意でいたいからな。平成では一割も取れば多過ぎるが、天文では逆に少な過ぎたのだろう。藤衛門もお得意の驚き顔をしていたから確かだろう。領民の生活を良くする為にも、前世で知った物を作りたいが、それには資金が必要になる。藤衛門には他に清酒の作り方や、椎茸の栽培方法を教えておいた。どれも利益は二割だが、私が元服する頃には十分な程の財を作れるだろう。
あと直ぐに何とかしたいのは薬師だな。薬の知識はあるのだが、それを作る技術がない。これは、本職に任せた方が良いだろう。あまり広くは知られたくないからな。口も固く信頼出来る薬師を選んで頂かなければ…。他には農業に漁業、畜産業に鉱山業、貿易に軍事、内政に外交にとやりたいことはいくらでもある。北条の未来の為、手を緩めることなく進まねば。
「西堂丸、入りますよ」
部屋でゆっくり考え事をしていると、母上が二人の女性を連れて部屋に入ってきた。私も良く知る女性だ。
「姉上達まで連れて…。何用で御座いますか?」
母上の右隣で私に笑顔を向けているのは叔母の北条満、左隣で手を振っているのは同じく叔母の北条千代。父上には姉が一人、弟が二人、妹が五人いる。その内、満叔母上が四妹で千代叔母上が末妹になる。
叔母といっても満叔母上は今年で十三歳、千代叔母上は十二歳と私と殆ど変わらない。それを意識してか、普段は姉上と呼ばされている。遊びや悪戯を教えてもらい、本当の姉の様に慕っている二人だ。昨日だって、隠れん坊で遊んだばかりだ。三度の人生を足せば三十八になるが、子供の体に戻るたび遊びたいという欲には勝てなくなってしまう。
「昨日ぶりね、西堂丸」
満姉上が話し始めると、母上はお菓子だけ持って隣の部屋に移ってしまった。どうやら話があるのは二人の様だ。
「昨日は負けましたが、次は負けません」
昨日は姉上二人に大敗を喫した。この二人、四歳の私に対して全く手加減をしないのだ。
「えぇ、昨日は楽しかったわ」
満姉上がそう言うと、千代姉上も頷いている。
「それで、御用は何でしょうか?」
二人が一緒に居るのはいつもの事だが、母上が連れてくるのは珍しい。きっと奥向きの重要な話なのだろう。
「えぇ、私達も今朝に言われたばかりなのだけれど、私と千代の輿入れが決まったの」
部屋にいる満姉上を除く三人が何とも言えない顔をしていた。侍女が居れば、めでたいと祝わいの言葉のみで終わってしまうが、母上が部屋に入ってくるなり侍女を下がらせてくれたお陰で、本音で話す事ができる。
「それは、なんとも急な話ですね。……それで、何処の家にでしょうか?」
幾つか候補を浮かべたが、満姉上が早く聞けと言わんばかりに自信満々な顔を向けて来たので聞いてみた。
「私が古河公方様の後妻として、千代は葛山の叔父様の後を継いだ備中守殿よ」
候補には挙げていた名前の通りだった。古河公方様と言えば、東国で見れば一番の家柄。普通ならば想像もしないだろうが私には前世の記憶がある。この二人の婚姻は前世と変わりはない。違うところを上げるとすれば、時期が些か早い気がする。
「…そうですか。古河公方様の継室とは…、粗暴な満姉上に務まるのですか?」
軽く弄る様に言ったつもりが、すかさず手刀が落ちてきた。
「なによ、失礼ね!私は三国一の淑女と言われているのよ!」
「…そんなの、自称ではありませんか…。淑女というのは千代姉上の様な方を言うんですよ」
反論するなり、追いかけ始めた満姉上から逃げながら考える。駿河大叔父上が四面楚歌脱却の為に何かしているとは気付いていたけど、こんなにも早く動きに出るとは。
室町幕府設立から続く鎌倉公方の末裔である古河公方。初代鎌倉公方は室町幕府初代将軍・尊氏公の四男・基氏公であり、二代将軍・義詮公の実弟でもある。幕府の権威が失墜しているとは言え、関東においては決して無視する事の出来ない御方だ。古河公方様と縁戚となれば北の上杉の連中も少しは静かになり、臣従を誓った上総や下総の国人達も従いやすくなる。敵対している小国人達も此方に寝返りやすくなる。
葛山家との婚姻も今川対策という事か…。そもそも葛山家と北条家とは切っても切れない縁にある。曽祖父・宗瑞様が甥に当たる先々代今川家当主・氏親様の家督相続に尽力した事で駿河国駿東郡興国寺城を与えられた。同じ今川家家臣で同郡を治めていた葛山家とはこの頃から親交がある。
さらに、宗瑞様の側室には葛山家出身の女性もいる。そして、その女性との間に生まれた氏広大叔父上は葛山家に養子入りし家督を継いだ。此度、千代姉上が婚姻を結ぶのはその氏広叔父上の後を継いだ養子の葛山備中守氏元殿だ。家柄としては勿論、対今川を考えても申し分ない縁組だろう。
「西堂丸!」
熟考しながら走り逃げていると、突然、満姉上が私の名を呼んだ。先程までとは違く、真面目な話の様だ。
「どうしましたか。満姉上?」
呼んだは良いものの、何を恥ずかしがっているのか顔を赤くして黙ってしまった。
「…文を…。…文を寄こしなさいよね!」
今度は喋ったかと思えば、泣き出してしまった。最後まで立派な姉で居ようと、弟の様な存在である私を前に気丈に振る舞っていたのだろう。
「泣かないで下さい、お姉様…。ほら、良い子良い子」
すかさず、千代姉上が満姉上をあやしにくる。
「分かりました、満姉上。勿論、千代姉上にも書かせて頂きますよ」
少し経ち、落ち着いたのか満姉上は泣き止むと、近くにあったお菓子を食べ始めた。自由過ぎる行動に千代姉上と顔を合わせて笑ってしまった。勿論、手刀は落ちてきた。決して長くはなかったが、短くもなかったこの楽しい日常も後僅かだと思うと少し寂しくなった。
ブックマークよろしくお願いします。