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事実判明。

「これからの目標が決まりました!」


「あの男を倒すのですよ!」

「私も手伝うよ。」

 マオは手伝ってはいけないでしょうが。


「マオ様はあ奴が吐くほど嫌いですな。」

「うん、、、」

 マオが珍しく弱っている。


「あいつ倒すために勇者! レベル上げだよ!」

 そう、レベル上げがしたいのだ。

 そのためにダンジョンにも入ったんだし?


 最初は絶望的だったものの、レベルも少しずつだが上がっていたのだ。

 でも、


「マオがいると魔物がよってこないんですよ。」

「え?」

「ですから、マオがいるとレベルが上げれないんです。」


「なんで?」

「魔物がよってこないんです!」


「マオ様は知らない内に勇者の邪魔をしていたという事ですな。」


「え!!」

「そんなことないよ!」


 まあ、いいでしょう。

 それだけではありません。


「あと、ここいらの戦闘。ほとんどマオが戦っているんですよね。」

「一概に邪魔とは言えませんが。」


「レベル上げで言ったら?」


「邪魔ですね。」


 マオが心底ショックな表情をしている。


「わーん! もういい! しらない。」

 そう言ってマオは走っていった。


「ジイ、大丈夫なんですか?」

「本当に嫌なら追いかけれないような場所に飛ぶので、」


 なれてるな〜。


「でも追いかけないといじけるので、追いかけましょう。」


「面倒くさいなー。」

 私は渋々追いかける。


「仲間の悩みはチームの悩みだぞ!」

 あー、勇者様はいつも少しずれてるんですよねー。


「あからさまですね。」

「こレ、わざとなンですカ?」

 道に点々とある足跡。


 私達の足元にそれがないことからもそれが故意につけた物であることはわかる。


 その足跡は洞窟まで続いている。


「ダンジョンですか? これ。」


「マオ様が新しく作ったようですな。」


 迷惑極まりないな。

「入りますか。」


、、、

「前とは違って魔物がメインですね。」

「勇者様! 頼みますよ。」


「おう。」


 案の定勇者様は私に襲いかかる。

 その攻撃を私は魔物の方に受け流す。


 最初からこうしていればよかった。


「いいですよ、どんどん経験値を手に入れてます。」


「楽しそうだね。」

 マオが頬を膨らませながらいった。


「あ! マオ。」

「戻ってきてくれたんですか?」


「知らなーい。」

 マオは逃げてしまった。


 今度はワープで。


「どうしましょう。」

「もう大丈夫ですぞ。」


「え?」

 ジイのいった言葉に困惑する。


「何がですか? ジイ。」

「時がたつのを待ちましょう。」



 言われた通りに待つことにする。


 もう日が暮れてきた。


 マオは戻ってこない。


「大丈夫ですかね?」

「お腹空いただろ? 飯にするぞ。」


 勇者様がいった。


「そうですね。そうしましょうか。」



 私と勇者様でご飯の支度をしていると、


 ガサガサっ

 草影から音がした。


 とっさにそちらを向くと、、、


「お腹空いた。」

 野生の魔王が現れた。


 →ご飯を与える。(ピッ


  無視をする。



 (魔王が仲間になった)



 ちょろっ


爺やの死亡数 13

勇者のレベル 7

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