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足手まといですね?

 新しく仲間が加わりまして、

 勇者、魔法使いと来て魔王とその側近そしてゾンビ。


「とても賑やかになりましたね?」

「いいことだな。」


「まともなのがいないのが問題なんですが。」


「報酬は貰いましたし、次の街へ向かいますか。」


 

 私達は大きな谷の前で立ち止まる。

「前も行き止まりありましたよね?」

「そうだねー」


「橋が壊れてますね。」

「最近魔物の気性が荒いからねー」

「マオ様がまおu、」

「危ない危ない!」

 マオが魔王としての仕事をサボっているからか。


「別にこんな谷くらい、飛んでいこうよ。」

「まあ私達はいいのですが。」


 私は勇者様と先程仲間入りしたイオを横目で見る


「ワタシは、分割して持っテ行ってくれレば。」

 分割してって、物理的に!?


 中々グロテスクな提案をなさりますね。


「まあ、どっちにしても勇者様が無理ですよ。」


「投げればいいのよ。」

「マオ!?」

 勇者様が谷の向こう側にぶん投げられた。

 同様にイオも。


「魔法使いちゃんもやる?」

「いやいいです。」

 即座に拒否して私は自力で谷を渡り、また歩き始める。

 すると、


  (見習いインプが現れた!)

「魔物が出ましたよ!」

「勇者様!」


「おう!」


「だからこっちじゃないですってば!」

「何やってんの?」


「マオは手出したら駄目ですよ!?」

「大丈夫だって。」

 そう言ってマオが睨むと魔物は逃げていった。


「すごいですね、マオ。」


「あとは勇者だけだね?」

 、、、

 てい! (拳骨)


「勇者様?」

「なに?」

「非常に、申し辛いのですが。」

「言ってみ?」


「お荷物です。」


「え、、、」

 勇者様が言葉を失っている。

 ショックを受けているようだ。


「気づいてなかったんですか!?」



「取り敢えず、私を襲うのをやめてください。」

「他の仲間は襲わないのにねー。」


 私以外、人外だからな!!



「勇者様は何ができるんです?」


「魔法は?」

「使えない。」

「剣があるぞ!」

「剣は私に襲いかかるからわからない。」


「まあ、いいだろ。」

「飯にしようか。」

「あ! 話を変えないでください。」


 私は勇者様と料理に取り掛かる。

「そっちにあるの取ってくれ。」

「はい、勇者様。」

「あ! 焦げてるじゃないか。」

「すみません、火力が強すぎましたね?」

「火力ね、ん〜、、、」

「こんぐらいで大丈夫だろ。」

「ありがとうございます。」


「はい、できたぞ!」

「わーい。」

 私達は食事に入る。


「マオ、行儀悪いぞ!」

「うるさいなー。」


 フフッ、微笑ましいですね。


「勇者様ハ料理がオ上手ですネ?」

「小さい頃から料理に触れてきたからな。」


 確かに勇者様の料理は美味しい。

 他にも勇者様は家事が得意で戦いという場でなければ役割はたくさんある。


 、、、あれ?

 私、女として負けてる?



爺やの死亡数 8

勇者のレベル 5

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