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第16話 クランを探せ!

ギリギリ……(汗)


では、最新話をどうぞ!

 オロオロしている服屋の女性店長と店長を落ち着かせようとしている三つ編みの女性のやり取りを、勇綺達は見据えていた。

 すると……。


「ねぇ、勇綺? 龍哉? 私達で何とか、あの人達を助けてあげられないかしら?」


「え? う、う〜〜ん、そうだなぁ……。この状況を見る限り、とても服を買えるような雰囲気じゃないみたいだし……。困っている人を見捨てるのも、何だか心苦しいからなぁ……。……よし! わかった! あの人達を助けようか!」


「勇綺も秋も、人がよすぎるだろ……全く……。はぁ……、仕方ねぇから俺も、秋の提案に賛同するよ……。まぁ、ここで困っている奴を見捨てたりしたら、糞王共と同レベルになっちまうのは嫌だしな……」


 秋は、自分達で困っている女性店長達を何とか助ける事ができないか、勇綺と龍哉に提案をする。どうやら秋は、女性店長達を助ける気満々のようだ。

 提案された勇綺も、秋と同じ考えであり、困っている女性店長達を助けるつもりのようである。

 龍哉は、見ず知らずの女性店長達を助けようとする、勇綺と秋の人のよさに呆れていた。

 呆れながら溜め息をつく龍哉であったが、結局は秋の提案に賛同するようである。何故ならば龍哉も勇綺と秋と同じくお人好しであり、困っている女性店長達を見捨てる事ができなかったようだ。


「勇綺、龍哉、ありがとう! じゃあ早速、あの人達から事情を聞きに行くわよ!」


「うん!」


「おう!」


 秋は、提案に賛同してくれた勇綺と龍哉に感謝をすると、早速、女性店長達に近付く。女性店長達が何故困っているのか、その理由を聞く為だ。

 勇綺と龍哉は、女性店長達から事情を聞きに近付こうとする秋の後ろを、ついて行くのであった。


「あの〜〜、何かあったのですか?」


「!? え? あ、あなた達は……、だ、誰?」


「!?」


 秋は、困っている女性店長達に、恐る恐る話しかける。

 突然、声をかけられた女性店長と三つ編みの女性は、驚いた表情をしながら、秋達の方へと視線を移す。


「私は、紫堂秋といいます」


「僕は、成神勇綺です」


「俺は、鉄龍哉だ」


 秋達は、こちらを見据える女性店長達に自己紹介をすると……。


「……私は、《ティエラの服屋》の店長、ラズ・ティエラと言います」


「私は、この服屋で売り子をしている、チョコ・グラウンドです!」


 秋達が自己紹介を終えると、次は、女性店長達が自己紹介を始めた。金色の髪を肩まで伸ばしたセミロングヘアーの女性の名は、ラズ・ティエラ。この店の店長である。次に、紫色の髪を三つ編みにした女性の名は、チョコ・グラウンド。ティエラの服屋で売り子をしているそうだ。


「あの……、私達、ラズさん達の話を聞いてしまったんです。ラズさんは何故、困っているのですか? 差し出がましいとは思いますが、良かったら私達に困っている理由を、話してもらえないでしょうか? 私達、ラズさんの力になりたいんです!」


「! 助けてくださるのですか……? あ、ありがとうございます! 実は……、娘のクランが店に居ないんです! クランはいつも、店の手伝いで、チョコと一緒に売り子をしていました……。でも、私とチョコが新しい服の製作で数分間、目を離していたら、クランが店から居なくなっていたんです……」


 秋は、ラズから困っている理由を聞き出す。

 ラズが困っていた理由は、店の売り子をしていた娘のクランが、店から居なくなってしまったからだ。ラズとチョコが新しい服の製作をしている最中に、クランは、店から居なくなってしまったようである。


「ラズさん! チョコさん! クランさんが行きそうな場所に、何か心当たりがありませんか?」


「クランが行きそうな場所……? ………………すみません。全く心当たりがないです……」


「クランちゃんが行きそうな場所……。………………あっ!!!」


 勇綺は、クランを探す為の手掛かりを、ラズとチョコから聞き出そうとした。

 勇綺からの質問にラズは、クランが行きそうな場所に心当たりがあるか必死に考える。しかし、いくら考えてもクランが行きそうな場所に、心当たりがなかった。

 すると、ラズの隣で思案をしていたチョコが何かを思い出したのか、突然声を上げる。


「もしかしたらクランちゃんは、ランドロックの森の中に入ったのかも!」


「ランドロックの森? 何でその森の中に、クランが居ると思えるんだ?」


 クランが行きそうな場所にチョコは、心当たりがあったようだ。チョコは、クランが行きそうな場所を勇綺達に伝える。

 クランがランドロックの森の中に居る情報に、疑問を持った龍哉は、その理由をチョコに尋ねた。


「実は昨日、仕事の休憩中にクランちゃんが、ランドロックの森に生息している魔物、ホワイトラビットと友達になりたいと、魔物図鑑のホワイトラビットの絵を見ながら呟いていたんです。だから、クランちゃんがランドロックの森の中に、入ろうとする可能性が十分にあると思うんです!」


「……なるほど」


 チョコは、クランがランドロックの森の中に入ったと思える、根拠を語りだす。

 龍哉は、チョコが語りだした根拠に、納得をするのであった。


「ホワイトラビットって、どんな魔物なんですか?」


「ホワイトラビットですか? ホワイトラビットは、ランドロックの森に生息している、ウサギの魔物なんですが……。出会うのが難しいだけじゃなく、すぐに逃げちゃったりする、倒すのが難しいレアな魔物なんですよ。もしも倒せたら、珍しいアイテムなどが入手できるだけじゃなく、はやくレベルアップもできるらしいですよ」


 勇綺は、ホワイトラビットが気になったのか、チョコにその魔物について質問をする。

 質問されたチョコは、勇綺達に、ホワイトラビットについての話をした。


「チョコさん。ランドロックの森は、どの辺りにあるのですか?」


「ランドロックの森ですか? ランドロック城下町を出てから、まっすぐに進むと、ランドロックの森にたどり着く事ができます」


 勇綺に続いて秋も、チョコに質問をする。ランドロックの森の場所について、教えてもらうためだ。

 秋からの質問にチョコは、ランドロックの森の場所を教える。


「よしっ! 勇綺! 秋! ランドロックの森の場所が分かった! さっさと、クランを探しに行くぞ!!」


「待って! 龍哉! 僕達は、まだ武器を持っていない。そんな状態で、魔物が住んでいるランドロックの森の中に入るのは、危険だと思う。だから森に入る前に、先ずは身を守るための武器を買いに行こうよ!」


 ランドロックの森の場所が分かった龍哉は、クランを探そうと張り切りながら、店から出ようとした。

 しかし勇綺は、店から出ようとする龍哉を呼び止める。何故ならば勇綺達は、まだ、武器を持っていない。これから入る森の中には、魔物が住んでいるのだ。だから勇綺は、龍哉に武器を買うように提案をする。


「そうだな! じゃあ、先ずは武器屋に行くか!」


「「うん!」」


 勇綺の提案に賛同した龍哉は、意気揚々と店から出ていく。

 勇綺と秋は、店から出ていく龍哉の後を、追いかけるのであった。


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