プロローグ
下手な文章ですがご了承下さい。
誤字・脱字があればご連絡下さい修正致します。
ストーリー・書き方のアドバイス・感想などがあれば教えてください。
是非、よろしくお願いします!
「ピピピピピピ」
耳障りで聞き慣れた音がする。
寝ぼけ眼を擦りながら辺りを確認する。
一ノ瀬境哉は音を止める。
「もうちょっと、寝てたいなぁ、、、
じゃあ、後五分だけ、、、、」
そんなことを考えていた。
だが、それは実行されることは無かった。
「兄さん起きて、朝だよ。」
眠りにつく瞬間、澄んだ綺麗な声がしたからだ。
境哉は渋々、目を開け声の主を見る。
「おはよう、わざわざ起こしに来たの?」
境哉は少し不満げに問う。
「自分で明日の朝起こしてくれって言ったのに、何言ってるの?」
境哉は昨日の事を少し思い出してみると、確かに昨日
妹である志保にモーニングコールを頼んだ。
だが、理由が思い出せない。
もやもやした気持ちを抱えながら、取り敢えずちゃんと起こしてくれた志保に
礼を言わなければと思う。
「ありがとう。起こしてくれて」
すると、志保は
「別にいいけど、早く準備しなくていいの?
泰斗さんと待ち合わせしてるんじゃないの?」
先程までのもやもやした気持ちが一気に晴れた。
「そうだ!泰斗に生徒会の手伝いを頼まれていたんだった!」
境哉はすぐに制服に着替え寝癖の付いたまま軽い鞄を持ち急ぎ足で部屋から出て行く。
階段を降りている途中で志保に声を掛けられる。
「兄さんご飯は?」
境哉は立ち止まることなく
「要らない!」
と叫んで階段を降り家を出て行ってしまった。
「兄さんたら、お弁当も忘れて、、、、」
志保はため息を吐きながら兄の忘れて行った弁当を
見つめた。
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朝日が昇り少しの時が経った頃。
生徒会室。
そこは窓とドアがある面以外は棚が連なる部屋に眼鏡を掛けた男が1人黙々と作業をしている。
そこに、誰かが慌ただしく入ってきた。
「ごめん!寝過ごした!」
それは、制服を雑に着て寝癖の付いたままの境哉だった。
「おはよう。お前にしては早いじゃないか。今日はもう来ないのかと思ったよ。」
眼鏡の男は少し感心したように言った。
「ああ、今日は志保にモーニングコール頼んだからな。
しかし、泰斗は凄いな、いつもこんなに早いのか?」
眼鏡の男ーーー遠藤泰斗は
「まあ、生徒会長だからな学校の備品や書類仕事があるからな」
と答えた。
「悪いな、役員のみんなも部活で忙しいらしくてな
もうすぐ冬だし、お前には各教室の暖房が正常に動くことの確認と
必要であれば修理してほしい、機械いじりはお手のものだろ。」
「期待はしないでくれよ、頑張るけど」
そう言い残して境哉は生徒会室を出て行った。
執筆途中に主人公の名前を変更したので直っていなければ教えて下さい!