用語解説(2)
●号竜
魔獣の一種。大型の四足以上の陸を移動する獣を指す。
でかいなら象も亀も猪も号竜である。
よりでかいと大号竜と呼ばれる。
衣食住の保証を対価にヒトを運ぶ契約をしている。家畜というよりビジネルパートナー的な立ち位置。
普段は温厚だが怒らせると一般人ではまず勝てないため機嫌を損なわせずに付き合うことが重要。
●カイル
魔法生物をさす。自然に動物が魔力素を受けて進化した魔獣と異なり、魔法の力で強制的に成長した生物のこと。
知能も寿命も高くなく、まだまだ研究段階にある。
魔獣を素材にすることで生命力の高いものを鋳造できる。
ヒトの手による【神獣】の誕生を最終目的に、金を余らせた暇な貴族が切磋琢磨している。
●御前試合
皇制帝都武闘会。
三年に一度開催される帝国で最も有名な武闘大会。帝国建国期から続く最も歴史が長い権威ある大会である。ちなみにトーナメント方式である。
参加資格があるのは基本的には「立場の高い貴族の推薦を得たヒト」。自薦・他薦は問わず、武器もあらゆるものの持ち込みが可能。持っていけるならば、だが。
勝利条件はノックダウン制。倒れて動かなくなるほか、失神や魔力切れが感知されればノックダウン扱いになる。
制限時間は「皇帝が飽きそうだと秘書が感じるまで」とアバウトであり、制限時間になると皇帝が独断で勝者を決定する。基本的には主人の位が高い方の勝ちになるパターンが多い。
武闘会のステージを完全に破壊、あるいは観客席に危険が及ぶ攻撃は反則。相手を殺害することも反則。
伝統的に、御前試合の前後には貴族間の交流を目的とした舞踏会が開かれる。
●帝都
セント・ミクシア。
円形の城壁に取り囲まれた帝国首都をさす。
円形の城壁によって帝都は三層に分けられ、中心から順に皇城の一層目、貴族エリアの二層目、農園や工業区、商業区と雑多な三層目となっている。
城壁は魔法的な結界によって守られている。結界の中心は皇城の目立つところに置かれ、帝都の盤石さと自信をアピールしている。
ちなみにアルムたちが寝泊まりしたホテルは三層目の端っこの格安ホテル、御前試合の会場は一層目の皇城前広場のホールになる。
●護帝三騎将
帝国を守護する3人の将軍相当の人物をさす。
将には伝統的に【帝国の盾】【帝国の剣】【帝国の火】の3つの通り名のいずれかが与えられる。
それぞれ「砕けぬもの」「切り開くもの」「光り導くもの」を表す。
別に誰が一番強いとかはないはずだが、今代の【火】は魔法に優れ、総合的には最も強いとされている。
しかし各々の得意分野ーーーー【盾】には耐久性、継戦能力で、【剣】には突破力で劣っているとされる。




