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第05話 脱出条件は・・・・前話で満たしていた様です

お読み戴き有難う。

 薄暗い中、目にする箱を片っ端から調べ、ついでにジャンル毎に整頓してと・・・・作業に没頭してる間に陽が登りました。


 今日こそ、この蔵から脱出する為.........朝になるまでに色々考えました。




 という訳で・・・今日は只管考えた方法を試す事にします。






 Mission1.何故かあった『液体水素』を使って扉をカチカチに凍らせて、破壊。


 用意するのは、液体窒素とボーリングの玉。


 先ず、扉に万遍無く液体窒素が掛かる様に掛けます。この時、気を付ける必要なのは自分に掛からない様に十分気を付ける事が大事です。



 ダバダバ~



 表面が白く霜が付いたのを確認したら、ボーリングの玉を思いっきり投げつけましょう!



 ぽいっ



 ガン・・・・ゴン



 扉は・・・・・



 ・・・・・無傷な様なので..........失敗。







 Mission2.何故かあった.....ガソリン式チェンソー。


 用意するモノはこちら.......直径30cmの木でもスイスイ切り倒せそうな.....中型チェンソーと燃料の混合油。


 中型チェンソーの燃料タンクの中に混合油を適量注ぎ込み、エンジンを掛ける為にタンクの近くに付いている紐を数回引っ張る。



 ド・・ドド・・・・ドドドドドドドドッ.....



 両手で担ぎ上げて、安全装置を解除して・・・・・・・



 「おらっ~。死に腐れっ」



 ギャリリリリ・・・・・・・・・・・





 ふうぅ。流石にこれだけ痛めつけたら、開いただろう・・・・・




 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・orz







 Mission3.単純明快.......泥棒さんがマンションやアパートの扉を開けるのによくやる手口のコレ。


 用意するモノは.....工作用のそこそこ大きなペンチ。



 このペンチを使って、扉のつなぎ目である閂のピンを外せば..........................



 って・・・・・この扉.......内部埋め込み式だと......バカな.....。








 Mission4.爆薬と言いたかったが......こんな狭い所で使ったら、扉だけではなく、私自身が木っ端みじん。.......うん。コレは駄目だ。......死亡フラグ一直線。







 その後も色々考えた方法を試してみたが・・・・・・その全てをことごとく失敗に終わり、最後の賭けに出る事にした。



 扉以外の土壁を破壊・・・・・・。



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


 ・・・なに・・・・・・・。


 何なの・・・・・・・。




 この・・・・蔵は・・・・・・。



 扉も土壁も土床も・・・・・掘れない壊れない・・・・・・。




 どっかの・・・・・防空壕よりも頑丈なんですけど・・・・・・・・・・・。





 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




 ・・・・・・・・・・・・・。








 そうこうする間にまた・・・・・陽が暮れ・・・・・夜になった。







 昨晩と同じく、火を起こして蝋燭に燃え移らさせ、扉横の燭台に蝋燭を立てた。


 考え着く、ありとあらゆる手口が扉の前で敗れ.......精神的に.......もう無理.....。





 扉を背にし、座り込もうとした矢先・・・・・・・





 後ろ側に浮遊感を感じ、背中から地面に倒れ込んだ。





 ・・・・・・・・・・・・・・は?













 後日。色々検証した結果.......この蔵の扉の開け方は・・・・・



 外から開ける場合は鍵穴に鍵を挿して......回さずに数分そのまま待つ。


 内側から開ける場合は陽が沈んでから、蝋燭に火を灯し、扉横の燭台に立たせる。



 ・・・・という事だった。




 そんなの分かるわけないって・・・・・・。









前話に纏めようか....迷いましたが、敢えて短くても違うページに書きました。

推理モノとか謎解きモノで.....答えが直ぐ書かれていると面白くないし。

やっと蔵から脱出出来た....主人公君。

蔵から脱出出来たその先は・・・・・・?

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