18.聖誕祭(下)
ウィードがドアを叩き声をかけると、ラスベスの義妹が泣きそうな顔で戸を開けた。
「入るぞ」
有無を言わさずに、ウィードはヨーラの産褥の部屋へと踏み込んだ。生まれたての小さな赤子に唇を寄せていたエディラスジーナが、困惑顔をウィードへと向けた。その傍らのジャスリンは、縋る様な瞳でウィードを振り返る。顔が青く強ばっている。
「この子死にかけてるんだ、ウィード。どれ位の加減で精気をやったらいいのか、分からないよ」
エディラスジーナは、ウィードに助けを求める。
「ジャスリン、お前がやれ」
「えっ!?」
「赤子に精気を分けてやれ。エディラスジーナや俺がやると、加減を間違えた時が厄介だ。下手したらその子を吸血鬼にしちまう恐れがある」
「でも、やり方を知りません、ウィード」
ジャスリンの声が震えた。
「お前の生きる力を喉元まで集めろ。それを口移しで赤子に吹き込んでやれ。大丈夫だ、お前なら出来る、ジャスリン」
ウィードの落ち着いた低い声に促され、ジャスリンは青紫色の赤子を恐る恐る抱き取ると、ウィードに指示されるままに神経を集中させた。
生きる力を喉元に.....、ジャスリンは瞳を閉じて己の体の中の力を確認する。それが己の生きる力なのかどうかは分からなかったが、ジャスリンはそれを、ウィードに言われた通りに喉元に集めた。喉の辺りが妙に熱い。
「そっと吹き込んでやれ」
目を開けたジャスリンに、ウィードが優しく言った。
「はい」
周りの者達は、祈る様にジャスリンを見詰めた。ラスベスは、寝台のヨーラの肩をぎゅっと抱き寄せ、一縷の望みをジャスリンに託した。
ジャスリンは赤子に顔を寄せると、その小さな唇に己の喉元に集めた力を、ふっと優しく吹き込んだ。しかし、何の反応も起こさない赤子に、ジャスリンの瞳がみるみる涙で曇る。
「もう一度やってみろ」
ウィードが、ジャスリンの肩を抱きながら静かに励ます。ジャスリンは、もう一度目を閉じて神経を集中させ、体の中の力を集める。
(頑張って、赤ちゃん、頑張って!)
心で赤子に語りかけながら、ジャスリンは赤子の口に今一度、己の生きる力を吹き込んだ。
ぐったりと動かなかった赤子が、わずかに震えた。
「あ.....」
赤子が小さな体で精一杯息を吸い込んだかと思うと、盛大な泣き声を上げ始めた。
「ああっ!」
ヨーラが真っ先に声を上げ、ぐったりとラスベスに体をあずけた。極度の緊張から解き放たれたヨーラは、笑いながら泣き出した。
「ありがとうございます!魔女様!ありがとうございます!」
ラスベスは、涙を流しながら、ジャスリンに礼を言った。
「良かった、良かった、元気な男の子だよ」
ルマがほっとした態で、ジャスリンから赤子を受け取ると、早速産湯を使わせる。
「ウィード、エディラスジーナさん〜」
ジャスリンは顔を上げ、感動と安堵にぽろぽろと涙をこぼして泣き出した。
「よくやったな」
ウィードは、ジャスリンを優しく抱き寄せた。その傍らで、エディラスジーナは笑顔で胸を撫で下ろしていた。
その日の《カフェ黒猫》は、当然の如くお祭り騒ぎとなった。ラスベスは上機嫌で、人々に葡萄酒を振る舞い、又人々も皆上機嫌で赤子の誕生を祝った。ラスベスは、真新しい産着に包まれた小さな息子を、まだ慣れない手つきで大切に抱えながら、町人達に披露した。騒がしかった店内もその時だけは静まり、人々は赤子を覗き込みながら、内緒話でもするかの様に声を落として言葉を交わした。まだ目も開かぬ生まれたての赤子に、皆が溜息をついた。シェリーなどは、目を見開き、口を開けたまま、しわしわの赤子に見入っていた。
「ウィード様、魔女様、お願いがあるのですが」
ラスベスが赤子を抱きながら、二人の前で畏まった。
「何だ?」
「その、この子に名を付けて頂けないかと、ヨーラも是非お二人にお願いしたいと」
「まあ.....」
ウィードが傍らのジャスリンに目を向けると、ジャスリンはスミレ色の瞳をきらきらさせながら、ウィードを見上げてきた。
「どんな名が良いでしょう....、ウィード?」
名付け親になる気満々の魔女に、ウィードは低く笑った。
「良い名を考えよう」
ウィードの返答に、ラスベスは破顔し、実に嬉しそうに礼を言った。
雪が散らついていた。今年も、あと一週間となったその日、ジャスリンとルヴィーは、ある店を訪れていた。
「こんにちは、カーロさん、お願いした物、出来ていますか?」
ジャスリンの問いに、寡黙な店主のカーロは、眉を上げて茶目っ気のある笑みを見せながら、一つの小振りな箱を取り出して来ると、二人の前でそれを開いて見せた。
「わぁぁ〜」
ジャスリンとルヴィーが嬉しさを隠せずに、にひゃら〜と頬をを緩めると、カーロも満足げに頷きながら微笑んだ。
翌日は、何でも教会の信じるところの神の子の降誕祭であった。昨夜は教会で、例年通りのささやかで厳かなミサが行われたが、だが当日である今日は、降誕を祝うよりも更にハレンガルの人々の心を浮き立たせる特別な日であった。
ここ月夜城の厨房では、城主が起き出す随分前からルヴィーが忙しそうに立ち働いていた。いや、ルヴィーだけでは無い、《カフェ黒猫》の店主夫婦とその弟夫婦も共に動き回っている。
ジャスリンはと言えば、このハレンガル最年少の町民の世話に夢中であった。
「べろべろ、ばぁ〜っ!」
籠の中に寝かされた、目も開くか開かぬかの様な小さな赤子の気を引こうと、大した道化ぶりである。先程からその様子を楽しそうに眺めている人物には、全く気付いていない。
「ジャスリンや、勝手に上がらせてもらったぞ」
突然降って来た声に、ジャスリンは、初めて顔を上げた。
「あ、ドードさん、クレシスさん、ごめんさない、お出迎えもしないで」
「構わん、構わん、どれどれアーキスの機嫌はどうじゃ?」
ドードは上機嫌で居間に入って来ると、籠の中の赤子を覗き込んだ。クレシスも後に続く。
「アーキスちゃんは、とってもご機嫌でおりこうさんですよ」
「本当じゃ、こりゃ良い子じゃのぅ」
「はははっ、可愛いですね、老師」
小さなアーキスは、小さな手を動かしながら、時たま小さな声を発する。
ラスベスとヨーラの希望により、アーキスの名はウィードとジャスリンが付けた。ウィードが書き連ねた多くの名の中から、ジャスリンが選んだのだ。驚くべき事に、ウィードが書き連ねた名の総てにきちんと意味が込められていたので、ジャスリンにとって選ぶのは容易くは無かった。悩んだ末に選んだのが《アーキス》、古代の伝説上の人物の名であった。誕生の際に命を狙われ、産声を上げて早々危うく命を奪われるところであったものを、精霊に助けられ、その後も精霊に加護されたという心優しい青年の名であった。この赤子の誕生に、何とはなしに共通する出生である。だがこの青年を助けたのが精霊だったという処にジャスリンは引っかかりを覚えたのだ。何せ、赤子の命を助けた自分は魔女であり、魔族の血を引いているのだ。その時ウィードは、さらりと言った。
「人間の伝承の中の精霊なんぞ、ほとんど魔族だぞ」
単純なジャスリンが、その言葉にどれ程驚いたかは、想像に難く無い。
「領主殿はまだ寝てるの?ジャスリン」
アーキスに自分の人差し指を握らせながら、クレシスが尋ねた。
「はい」
「何と、もう昼じゃぞ、あの低血圧めが」
ドードの呆れ顔に、ジャスリンはふふふっと笑う。
「今日は、特別お寝坊させてあげようと思って。その方が都合が良いでしょう?」
ジャスリンにそう問い返され、ドードもクレシスも、一瞬考え、それぞれ頷き同意を示す。
「何に都合がいいんだ?」
ふいに起こる不機嫌な声。いつの間にか、そこにはウィードの姿があった。
「ひえぇ〜っ!気配を消して突然現れないで下さいって、お願いしてるじゃありませんかっ。心の臓に悪いです、ウィード!」
「別に気配を消した覚えは無いぞ。お前が鈍すぎるだけだ、全く.....」
ウィードの呆れ声に、ジャスリンは反論したくとも反論出来ず、ふにゃふにゃと意味不明な言葉を洩らす。
「大体朝っぱらから何の用だ?腐れ神父ども。お陰で爽やかな朝が、爽やかで無くなったぞ」
「なぁにを言うとるっ!もう昼過ぎじゃ!朝の内に起き出した事の無いお前の口から“爽やかな朝”なんて、ちゃんちゃら笑止じゃわいっ!」
「まあまあ、老師」
クレシスが、穏やかにドードを宥める。
「ふんっ!さて、茶にするかの」
「おいっ!図々しいぞっ!」
鼻息も荒くして、さっさとダイニングへと向かうドードの後を、ウィードが苦虫を噛み潰した様な顔で追って行った。残されたジャスリンとクレシスは、目を合わせると、二人同時に笑い出した。
ハレンガルの人々にとっては、一年で一番、それこそ神の子である主の聖誕際よりも大切なこの日。毎年この日の夕暮れ時頃から、月夜城には人々が集って来る。ハレンガル中の人々がこの城に集まるのは、それこそ年に一度のこの日くらいなものである。
酒屋のハンザ一家が、沢山の自家製葡萄酒の樽と共にやって来た。その後からは、人々が様々な物を手に、続々とやって来る。月夜城の二階の大広間は、どんどん人で埋まってゆく。
食欲をそそる良い香りも漂ってきた。ルヴィーとラスベス達が用意したごちそうが、運ばれているのである。
間もなくして、花屋の一家もやって来た。一張羅を着込み、花束を手にしたシェリーが、ウィードの元に駆けて来た。
「ウィード様、お誕生日おめでとうございます!」
満面の笑みで花束を差し出す少女に、ウィードは、ふっと微笑む。
「別にめでたくも何とも無いがな」
「もう、ウィードったら」
傍らにいた、ジャスリンが思わず苦笑した。幼い少女相手に憎まれ口など叩きながら、それでもウィードは、素直に少女の心尽しの花束を受け取ると、かがんでシェリーの頬にキスをした。
「礼を言うぞ、シェリー」
少女は、恥ずかしそうに、くすっと笑った。
その後から、イエニーが箱を抱えてにこやかに近付いて来た。祝福の言葉を述べると、早速箱を開いて中身をウィードの前に広げて見せる。
「私の新作ですのよ、ウィード様」
意気揚々とイエニーが取り出したのは、黒のジャケットに黒のズボン、白シャツにリボンタイ。ジャスリンには、今のウィードの服装と大差無い様に思えた。大差無いのだが、イエニーの説明によると、細かいところが微妙に違うのだそうである。
「悪く無いな」
それがウィードの最高の褒め言葉である事を、ジャスリンはすでに知っていた。どうやら気に入ったらしい。
町長も勿論やって来た。彼は、大きな板の様な物を抱えた青年達を従えていた。
「おめでとうございます、ウィード様」
「別にめでたく無い」
恭しく頭を下げる町長相手にも、そんな調子のウィード。だが毎年そんな調子なので、動じる者など誰もいない。
「これは、我々全町人からの贈り物です。どうぞお納め下さい」
青年が二人掛かりで運んで来た板の様な代物には、大きな布が巻き付けられていた。結構な大きさである。薄っぺらいが高さはウィードの胸の辺りまであり、幅はウィード三人分といったところであろうか.....。ウィードが布を取り払うと、それは一枚の油絵であった。ジャスリンが、まあ...と、溜息混じりの声を上げた。いつの間にかルヴィーも傍らにおり、目を丸くしてその絵に見入っている。
「ふむ....、悪く無い...」
ウィードの呟きに、いつの間にか周りに集って来ていた人々は、誰もが嬉しそうに微笑んだ。
「額縁は、カーラルとカーラルの処の若いもんが手掛けました。そして、絵の方はこのルクスが」
町長が説明する。大工の頭領であるカーラル親方は、実は家具なども作る。今回は、徒弟と共に額縁を作ったというわけである。あの大柄なカーラルからは、とても想像のつかない様な繊細な彫り物が施されたその額は、上から金箔が張られている。中々の作りの物である。そして絵画、それは肖像画であった。紺碧の瞳でこちらを見詰める、端整な顔立ちの黒髪の魔族。その傍らには、笑顔のルヴィーの肩に手を置いているジャスリンが、くすんだ金髪を幾筋か胸元から長く垂らし、優しい表情で微笑んでいる。見事に描かれた物であった。
「鏡みたいですね...、何て見事なのでしょう」
「ああ」
ジャスリンの言葉に、ウィードは腕組みしながら、満足げに同意した。
絵を支え持っているルクスは、照れた様に微笑んでいる。まだ随分と年若い彼は、今年17になったばかりの農家の息子であった。子供の頃から絵を描く事が好きで、いつの頃からか、時たま、カーラルに呼ばれては家具の柄を描いたりしていた。これだけの大きさの絵を描いたのは、彼にとっては生まれて初めての事であり、それを褒められ、ルクスは余程に嬉しかったであろう。
「何だい、あたしがいないじゃないか!」
ひょいと現れたエディラスジーナが、やや不満顔であった。
「当たり前だ。お前なんかと一枚の絵に収まってたまるか」
「つれないね〜、ウィードちゃんたら、誕生日なのに。プレゼントあげるよ」
言うやエディラスジーナは、ウィードの頭を引き寄せ、その頬にぶちゅりと派手にキスをすると素早く逃げた。頬に真っ赤な唇マークを付けたウィードは、握りしめた拳を震わせながら、クレシスの名を呼んだ。
「今すぐあいつを消せ!クレシス」
「え、嫌だよ」
「消せ!」
「嫌だってば」
「お前の心には慈悲って物がないのか?神父のくせに。今日くらい俺の悲願を聞け」
「絶対やだね、領主殿。私はエディラスジーナ殿を愛してるもの」
とたんに、娘達から落胆の声が上がる。
「ああ、でも君たちの事も愛してるよ」
すかさず爽やかな笑顔でさらりとフォローを入れる神父クレシス。
「けっ、墮神父め」
ウィードは、苦々しげに言った。その瞳が少し恨めしげであったのは、気のせいだったかもしれない。
宴も闌となっていた。皆が楽しそうに、大いに飲み大いに食べ、そして大いに騒いでいる。
「主が降誕された同じ日に、お前が生まれたとはなあ、ウィードよ」
ドードが葡萄酒をちびちび舐めながら、感慨深げに言った。
「毎年同じ事言ってないか?くそじじい」
「わしがくそじじいじゃったら、お前だって400歳のくそじじいじゃろが」
「俺は、魔族としてはまだ若い。人間で言えば、まだ20代の年だ」
「40代じゃないのか?」
「いや20代だ」
「ほんとかいな?」
「信じろ」
無表情のまま、ウィードはさらりと言う。
「ウィード」
あちらでアーキスをあやしていたジャスリンが、ルヴィーと共にウィードの元に戻って来た。今宵のジャスリンは、クリーム色の天鵞絨のハイウエストのドレス姿である。前には紺碧の、ちょうどウィードの瞳の様な色のリボンの飾りがつらつらと、胸元から足元まで付いている。そしてそのクリーム色のドレスの裾からは、リボンと同じ色のスカートがちらりと見えている。勿論イエニーのデザインである。そして額周りの髪を後ろで結わえたリボンの色も同じ紺碧であった。ジャスリンの白っぽい金髪には随分と映える色である。そしてルヴィーはといえば、ウィードと同じスタイル、黒の上下に、白シャツとリボンタイ。そんな二人が、目を見合わせ何やら嬉しそうにウィードの前に立った。
「どうした?」
ウィードは、片方の眉を上げながら尋ねる。ドードは、にこにことその様子を見守る。
ルヴィーが後ろに回していた手をウィードに突き出した。ウィードの表情は変わらなかったものの、二度程瞬きをした。にこにこと微笑むルヴィーの両手には、美しく包装されリボンで飾られた細長い箱が乗っていた。
「ルヴィーと私から、お誕生日の贈り物です、ウィード」
ジャスリンの笑顔と言葉に、ウィードは無表情のまま両眉だけ上げると、一瞬隣のドードに視線を移す。その素振りがウィードなりの照れ隠しである事を知るドードは、早く受け取る様、目と顎を動かして促した。ウィードは無言でそれを受け取ると、包みを破った。ぱかりと箱を開いて出て来た物は、丸いレンズの黒眼鏡であった。
「.........」
「カーロさんに作って頂いたのですよ。ウィードに、とっても似合うと思います。これがあれば、夏のお日様の光が強い時でも、私達と一緒にお散歩出来ますでしょ?ウィード」
「こりゃ、良いのぅ。一所懸命した甲斐があったのう、二人とも」
ドードの言葉に、ウィードが顔を上げる。
「アルバイト?」
ジャスリンもルヴィーも、肩をすくめた。
「《カフェ黒猫》のお仕事、本当はお手伝いじゃなくって、私とルヴィーの方からラスベスさんにお願いして雇って頂いたのです。カーロさんは、お代は入らないって言って下さいましたけど、でもそれでは意味が無いでしょう?」
首を傾げながら言い訳をするジャスリン。ウィードはその黒眼鏡を取ると、かけてみた。一気に視界が暗くなる。だがジャスリンとルヴィーの嬉しそうな表情はきちんと見て取れた。
「全くお前達は.....」
ウィードは、微苦笑と共に、ルヴィーの頭に手を伸ばし、くしゃくしゃと撫でる。そして、ジャスリンへと目を向ける。彼がどれ程愛おしげな瞳をこの魔女に向けていたかは、残念ながら黒眼鏡の為、誰にも分からなかった。ウィードの手がジャスリンの肩を抱き寄せたかと思うと、そのふっくらした唇を塞いでいた。
「うひゃぁ〜.....」
ドードが目を剥いた。周りからは、おぉ〜という声と共に、冷やかしの声が上がる。
ウィードは、ゆっくりと魔女の唇を解放した。頬を赤く染めたジャスリンが上目遣いに吸血鬼を睨んだ。
「皆さんの前で、恥ずかしいではないですか、ウィードったら」
ぶつぶつ小声で文句を言い出すジャスリンに、ウィードは悪びれもせずにフッと微笑した。
ハレンガルの人々にとっては、聖誕祭よりも大切な領主の誕生日。今年も、宴は夜明け近くまで続いたのでありましたとさ。