だって
私は桜。
中学校に通う、ごく普通の一年生。
女子の休み時間は安定の恋バナ。
…だけど…
私には恋など全く興味がなかった。
だから、恋バナなんて聞くだけ
恋なんてして何が面白いのか…
どうせ彼氏ができたって
別れる運命なんだから。
…なーんて13年間ずっと思ってた
が…
ある日の朝
私は日直で黒板消しを頼まれた。
「はぁ〜。めんどくさっ」
なんて言いながらも黒板をもくもくと
消してた。
身長が154cmの桜は
黒板消しにとても不便だ。
「うっ…ここ届かなっ…」
「ばーか」
幼馴染の陸だ。
太田 陸。
少し茶髪でバスケ部。
身長170cmで私から見ても
顔はまぁまぁイケメンだと思う。
陸はモテないはずがない。
何度かコクられたらしいけど…
全員断ったらしい。
幼稚園からずっと一緒だった私達。
いわゆる、腐れ縁ってとこかな…
「仕方ねえな…俺がやるって」
「べ…べつに、やれなんて言ってないし…」
「いいから、いいから!」
「あ…ありがと。」
「お前は無理すんなよ〜⁇すぐ喘息になるんだからさ」
「黒板消しくらいで喘息になるほど弱くないもん」
そう。私は幼い頃から喘息で
入退院を繰り返してた。
そんな会話が続き、席に戻った。
席に戻った途端、親友の千秋が
私の席に駆け寄ってきた。
「桜〜!」
「はいよー」
「…桜ってさ、陸のこと好き…なの⁇」
「えっ⁉︎そんなことないよ‼︎ただの幼馴染‼︎」
「そっ…そうなの⁉︎初耳!」
「うん‼︎急にどうしたの?」
「いや…。あっ!H.R始まっちゃう‼︎私、このあと部活だから今日帰ったらメールするね!」
「う…うん!」
H.Rが終わり私はまっすぐに家に帰った。
夜8時頃…
一通のメールが届いてた
(千秋からだっ‼︎)
〝桜〜‼︎さっきはいきなりでごめんね!
いつも桜と陸がすごく仲がいいからさ…
桜が好きなのかと思ってた‼︎実はね、
私…陸のことが好きなんだよね。でも陸が桜の方に言っちゃうからすごく嫉妬してるの。お願いがあるんだけど、桜。陸ともう話さないでくれない⁇このままだと陸が桜の方に行っちゃうからさ…!明日からよろしく‼︎〟
「は?」
思わず声をあげてしまった。
確かに…陸とはすごく仲がいいけど…さ、
陸ともう喋らないなんて出来ない…
だって…陸は私にとって
とても大切な人。
一緒に助け合ってきた人。
友達としてすごく大好きな人。
そんな陸となんで他人に引き離されなくちゃ
いけないの…⁇
考えてるうちに涙が溢れてきた
桜は千秋のメールに返信はしなかった。
…翌日
「桜〜‼︎昨日のメールみた⁉︎よろしくね♫」
「ありえない」
桜の答えは即答だった。
続く
あとがき
初めて小説を書かせていただきました!
言葉が成り立ってない場合があったら
申し訳ないです(´・ω・`;)
さて、この記念すべき第一話は親友の千秋が桜の幼馴染の陸を好きで主人公の桜に距離をおいてほしい…というお話でしたね。
このあと千秋と桜の関係はどうなるのか…⁉︎
陸と千秋はどうなるのかが見所です!
第一話を見てくださった皆様、ありがとうございました!引き続き第二話を作り終わったらまた近々投稿します!また見てください!
最後まで読んでくださってありがとうございました!今後もよろしくお願いします‼︎