黒轟竜
ティガレックスの一生
0歳
6匹兄弟の長男として生まれた。
1歳
2メートルに成長。両親に自然界に生きる術を学んだ。
狩りの練習。巣のある洞窟を10周走らされた。足腰が強くなった。
この頃から体の色が黒くなり始める。
2歳
5メートルに成長。初めての狩り。親が同行。ケルビに狙いを定め飛び掛かる。避けられ、狩りは失敗。仕方なく親からアプトノスを分けてもらった。
3歳
7メートルに成長。ハンターに家族を殺された。俺が狩りのため、砂原にいってる間の出来事だった。
巣のある洞窟に近づくと火薬の臭いがした。嫌な予感がして巣に入ると、そこには顎を抉られ、爪を砕かれた両親の姿とズタズタに切り裂かれ、見ただけで楽しみのためだけに殺されたとわかる兄弟だったものがあった。
俺は哭いた。声がかれるまで哭いた。そして、誓った。人に同じ苦しみを与えると。
5歳
12メートルに成長。火山に引っ越した。火山でアグナコトルに遭遇。仲良くなった。
アグナコトル曰く、ここには頻繁に人が来るらしい。俺は復習を果たすため、火山に棲むことに決まった。
7歳
ハンターがきた。どうやら俺が手当たり次第に火山に近づく人を襲ったことが原因だった。俺はハンターの臭いを嗅いで、驚いた。ハンターの着ている鎧から両親の臭いが微かにしたからだ。俺はそこから記憶がなかった。気づいたときには足下には、人の形をした肉塊があったからだ。
俺は復習を果たした。が、心にあったのはスッキリした感じはなく、ただ虚しさが残っただけだった。
その日から、黒いティガレックスは火山から姿を消した。ギルドはそのあと、ハンターの家に向かうが彼は家にはおらず、彼の子供は父を殺した黒いティガレックスを探し倒すためハンターになった。